🇺🇸アメリカ サンフランシスコを乗り継ぎ観光
コロンビアのレティシアから東京へ戻る途中、サンフランシスコで1泊することにした。
乗り継ぎ地の観光は好きでよくやる事だ。
南米からの帰国の旅程
南米はとにかく遠い。
日本へは直行便が無いため、殆どの場合サンパウロからエチオピアを経由して帰るか、南米各都市からアメリカを経由して帰るかのどちらかになるだろう。
僕は価格を優先した結果、レティシア → ボゴタ → マイアミ → ロサンゼルス → サンフランシスコ → サンノゼ(陸路移動) → 東京というルートになった。
レティシアの出発は5月3日、東京着は5月6日だ。
これで合計約10万円だから文句はない。
流石の観光都市、サンフランシスコ
サンフランシスコはとにかく観光に便利だった。
まず、当たり前だが英語が通じる。南米はほぼ英語が通じなかったため、限定的なコミュニケーションしか取れなかった。
空港からは市内まで鉄道で簡単にアクセスでき、市内はバス・メトロ・トラムが網羅されており共通ICカードで利用可能。
ルートや時刻表、運行状況もGoogleマップで網羅されている。
物価が高いアメリカにおいてバスとメトロは1回につき2.5ドル(約390円)かつ、120分間は追加料金無しで乗り継ぎ可能と割安だ。
街自体はとにかく雰囲気が良い。
ユニオンスクエアなどの中心部は洒落た店が立ち並び、坂道ではケーブルカーが走っている。
その坂道を登って北の方に行くと港町の雰囲気が素敵なフィッシャーマンズワーフやピア39といった観光エリアがある。
他にも世界一美しいとも称されるゴールデンゲートブリッジや、かつて多くの凶悪犯罪者を収監したアルカトラズ島など、たくさんの見所がある。
アメリカの西海岸の都市に来るのは初めてだったが、とても良いものだった。
規模の大きな日本人街
中心部であるユニオンスクエアから西へ行くと、Japan Townと呼ばれるエリアがある。
この一帯は日本食を中心に東アジア料理の店が多く、また中心部には大きな複合施設があり、やはり飲食店や日本の品物を扱うお店で賑わう。
特に飲食店はどこも行列になっているが、その殆どは日本人では無いようだった。
ここに限らず街中では至る所で日本食レストランを見かけるので、日本人の移住者も多く日本文化も浸透しているのだろう。
紀伊國屋もあったが、置いてある本の大半は日本語だった。
やはり主な客層は日本人以外のようだったが、彼らも買うのだろうか。
異常な物価高
アメリカはとにかく物価が高い。
もちろん円安の影響もあるが、何度もアメリカに来ている身としてはインフレの進行の激しさを感じる。
リカーストアのビール500ml缶は3.8ドル(約580円)、スーパーのサンドイッチ類は1つ6〜8ドルほどだった。
Dunkin' Donutsは日本で言うミスドのようなものだが、ソーセージマフィンのようなもの、チョコがかかったパン、水500ml弱で約2,300円だった。
市内のドミトリーはどこも1泊7,000円程度からで、下手すると日本の個室よりも高い。
また僕は犬に噛まれて狂犬病ワクチンを接種しているのだが、サンフランシスコの病院に接種の確認に言ったところ、費用が1700ドルほど(約26万円)かかるとのことだった。
これは日曜日で救急対応扱い、ワクチンを打つ前に医師の診察が必要という条件だが、それにしてもアメリカの医療費はとんでもない金額だ。
これでは民間の保険も相当高額だろうし、一般人はとても加入できないのも納得がいく。
※アメリカの医療はかかりつけ医に行くことが前提なので、通常のフローならもっと安いと思われる
ZIPAIR、結構快適
サンフランシスコに1泊したのち、鉄道でサンノゼへ移動し帰国便に乗り込んだ。
初めてのZIPAIRだったが、僕の感想としては良かった。
就航して間もない路線だからかは分からないが、機材も清潔で新しい。
USBポートの充電速度も早く、座席間の距離も充分。
11時間のフライトでも機内食が出ない点は注意だが、機内販売もクレジットカード決済で安価に利用できる。
安価なのかは分からないが、サンフランシスコで1泊した後だとタダみたいな金額に感じる。
客室乗務員の接客がANAやJALと異なり少し淡白な点も、ZIPAIRが自身の立ち位置を意識しているようで面白い。
東京にゴールデンウィーク最終日到着という便にも関わらずこのクオリティで60,000円だったため、非常に費用対効果が高いと感じた。
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