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近況、めだかの消滅

 今年も夏が終わったなと思う。僕は鬱が強いので、夏が好きだ。鬱が強いので夏が好き、というのはあまり理解されないかもしれないけれど、要するに冬季の日差し不足で鬱が悪化してしまうのだ。それに引き換えると、夏は幾分体調がいい…筈だったのだけれど、今年は2年ぶりくらいの大鬱に見舞われてしまった。

 鬱になるたびに思うことだけれど、ごく標準的な生活というのはとてもすごいものだよね。毎日仕事に行けて、ある日突然布団から出られなくならない。これは僕の人生にたぶん、少なくともあと10年くらいの単位で望めないことなのだろうなと思うと、ちょっと辛い気持ちになる。この借金玉稼業(借金玉稼業?)だっていつまで続くかわからないし、結局のところはどう考えても辛い末路が待っている可能性の方がずっと高いのだ。まぁ、そういうものだから仕方ないという諦めは上手になったけれども。いい風が吹いたら吹き上がり、また地面に叩きつけられる。タンポポの胞子なら根を張っていったりするのだろうけれど、僕はふわふわ舞い上がっては落っこちているだけだ。

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発達障害ライフハックのような実用文章ではなく、僕がライフワークとして書きたい散文、あるいは詩に寄っていくような文章を書いております。いろいろあって、「善い文章」を目指して書くようになりました。ご興味ありましたら是非。

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