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庭の笹、楽しいこと、最期までやる。

 雑草まみれの庭を有効に使いたい。忙しさに忙しさが重なる中、外注業者さんにそんなことを相談したら、「じゃあ、我々がやっちゃいましょうか」と快諾してくれた。そんなわけで僕の庭は除草され、雑草が生えて来ないように整地されたのだけれどそんな折に僕の腰椎は勢いよく滑ってしまって。未だに僕は美しく仕上がった庭に降りて、のんびりと眺めることすら出来ていない。本当はキャンプチェアの一つも置いて夏の名残をゆったり過ごしてみたいのだけれど、仕方ない。人生はいつもそんなものだ。

 ここのところ、本当に忙しかった。書類仕事が大量にあるのは厄介なことで、この仕事ばかりはウォォォー!!と一気に進めるみたいなことが出来ない。僕が作成して、スタッフがチェックをして、外注さんに依頼して、またチェックして、専門家に確認して…そういったパス回しが延々と続く一か月だった。これが二四歳の時に出来たら、僕は今頃パリっとした背広を着て、毎日職場に通っていたのかもしれないと思うと悔悟の至りではある。とはいえ、おかげで会社としての業務能力は飛躍的に伸びたし、何かを身につけるのに遅すぎるなんてことは死ぬまでないと思うのだけれど。

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発達障害ライフハックのような実用文章ではなく、僕がライフワークとして書きたい散文、あるいは詩に寄っていくような文章を書いております。いろいろあって、「善い文章」を目指して書くようになりました。ご興味ありましたら是非。

玉雑記

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