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冬の煙草

「冬は煙草が旨いから好きだ」

と言っていた友達がいて、彼はショートホープを吸っていた。僕は普段はっかの効いた煙草を好むのだけれど、冬になると彼のことを思い出して重厚な煙草が吸いたくなる。

 今はすっかり喫煙者も減って、煙草というのは肩身の狭い嗜好品になってしまった。もちろん、煙草が身体に良いわけもないし、僕だって何十回も禁煙をしてきた熟練の愛煙家だから、その辺に文句をつけようとは思わない。それはそれでしょうがないことだけど、今日は喫煙所の話をさせてもらいたい。

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発達障害ライフハックのような実用文章ではなく、僕がライフワークとして書きたい散文、あるいは詩に寄っていくような文章を書いております。いろいろあって、「善い文章」を目指して書くようになりました。ご興味ありましたら是非。

玉雑記

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