鬱だとばかり思っていた
身体が動かない、もう電信柱までも歩けない。そういう状況が長く続いていた。それでも書籍の発売直後というのは仕事があるもので、自宅までタクシーで迎えに来てくれた担当氏とともに対談の場まで向かうなんてことが常態化していた。何度も書いたことだけれど、今回の本は正直キツかったし発売後は張りつめていた糸が切れて何もかもが崩れ落ちた。でも、それにしたって悪すぎるなとは思っていた。発売一か月が経過しても、体調は戻る兆しがまるでなくコンビニエンスストアまで歩くことすらできなくなっていった。
そんななか、なんとか這い出して出向いた会合の席で「ミラグレーン錠」という薬を分けてもらった。正直、僕はお酒サプリの類をあまり信用していないし、これまで効いた実感があった試しもなかったのだけど、それなりに痛飲した翌日に身体が軽くてとても驚いた。これは効いてるぞ、ということで大慌てで大瓶を取り寄せ(それなりのお値段だけど、量も多いので結果的にはお得な感じなのだ)、飲んでみると日に日に体調が良くなっていくことに気づいた。
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