ちょっとマニアックな筋のバイオメカニクス👨🎓
こんにちは!
理学療法士のしゃけさんです!
今回は筋肉のバイオメカニクスについて記事を書きましたので是非読んでいってください!
筋の構造と筋の形態
筋の力発揮や機能の違いは筋の構造や形態によるところが大きいと言われてる。
骨格筋の構造は「力が発揮される軸方向に対する筋線維の配列」で決定されている。例えば、力の発揮方向に対して筋線維が平行である場合、筋は縦長(紡錘状)となる。一方、力の発揮方向に対して筋線維が一定角度を有している場合、筋線維は半羽状となる。そして、ほとんどの筋では筋線維が力の発揮方向に対してさまざまな角度に向いた多羽状となる。この力発揮方向に対する筋線維の角度(羽状角)が0°の場合、発揮された力はすべて腱に伝わるが羽状角が30°の場合、その力は0.87倍となる。羽状角を有することで小さな横断面積であっても多くの筋線維を動員することができる。
張力発揮
筋長は長すぎても短すぎても張力発揮は小さくなる。これは筋節の長さと対応していると言われている。また、筋の収縮速度は早いほど発揮張力は小さくなる。さらに、筋線維長が長い筋では筋活動が可能な筋長の範囲が大きくなり、より速い筋収縮に対応することができると言われている。
収縮時の変化
等尺性収縮に伴う筋長の短縮は最大随意収縮時において23〜41%であり、単関節筋に比べ二関節筋で大きいと言われている。
関節運動を伴う動作では筋収縮を伴いながら筋は伸張される。スプリント動作では股関節周囲筋において1.1~1.3倍に伸張されることが報告されている。
以上でちょっとマニアックな筋のバイオメカニクスについては終わりになります。
臨床ですごく大事って訳では無いけど知っていて損は無い話しかと思います。
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