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ペルシア民俗の迷い

  以前、ところざわサクラタウンで開催していた大乙嫁語り展に行ったことがあります。森薫先生直筆の現行展示が素晴らしかったのはもちろん、丁寧な解説がそれぞれについており見応え抜群の展示会でした。最高───。
  見終わった後の冷めやらぬテンションのまま物販に突入したもんだから、あれもこれも購入し大消費。その物販の中で「ペルシア民俗誌」という本がありました。乙嫁語りを更に理解したいのであればオススメとポップがあり、何も考えることなく購入。ウッキウキで読むぞとツイートした記憶があります。しかし、これがなかなかのミスだった。

平凡社より発刊

  いざ本を開くと、本当に理解ができない。僕ってこんなにバカだっけ?と思うぐらい理解ができない。ここで諦めればいいものの変な意地を張り、最後まで書を置くことなく読み切る。結局理解はできないままで少し落ち込みましたが、なんとなく本にも付き合い方があるなと思いました。
   一日でスピード感を持って読み切る本、長い時間をかけてゆっくり消化する本。この二通りがあり、ペルシア民俗誌は後者であると今なら理解できます。さらにいえば、民俗を連ねたものを瞬間的に理解しよとするなど無理な話ですしね。これからは一節一節の味を噛み締めながら読んでいくZO。

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