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[ウマ娘][前編]テイエムオペラオーをアニメ3期でもn期でも漫画でもいいから主人公にしてほしい、という話。[魅力編]

※この記事はウマ娘のアニメ、漫画シンデレラグレイ、ゲームの内容、そして史実に言及します。ネタバレをお嫌いになる方は注意なさってください。

タイトルの通りである。
まぁそうなんですが、うん、とりあえずウマ娘人気ですよね〜。
筆者は最初ウマ娘を知ったときそこまで乗り気ではなかったのですが、あまりに評価が高いのでアニメの1期、2期と見たところ見事にハマってしまいました。
1番の魅力はやはりこの作品、史実を基にしたストーリー展開をしているわけなんですが、スタッフの愛が強いことでしょう。それは作品を見ていれば分かります。やっぱりこういう作品は応援したくなりますよね。
そこからゲームもコツコツと細々と楽しんでおります。

このウマ娘は様々なメディアミックスをしているコンテンツでアニメ、ゲーム、それから漫画といった作品があります。
漫画はいくつかあるのですが「ウマ娘 シンデレラグレイ」が話題になっています。あのオグリキャップを主人公としたストーリーで、アニメに比べてより熱血スポコン寄りのテイストとなっております。
アニメでは1期がスペシャルウィーク&サイレンススズカ、2期はトウカイテイオー&メジロマックイーンが主人公なわけですが、そらぞれのメディアミックス作品の主人公となるキャラクターは史実でも印象的な活躍をしていたり、主人公属性を持ち合わせているような気がします。
トウカイテイオーやオグリキャップはそのドラマチックな生涯から、主人公としてこれほど最適なキャラクターもなかなかいません。
主人公になるために生まれてきた馬と言われても納得できます。

そこでです。私が最も好きな競走馬、テイエムオペラオーも主人公に推薦したいというわけです。今回の前編では、主にウマ娘のテイエムオペラオーを中心に、テイエムオペラオーの魅力を語っていこうと思います。
といっても全く史実に触れないのもなんなので、ちょこちょこ触れながら進めてまいります。

テイエムオペラオーといえば2000年に年間8戦8勝無敗、古馬王道完全制覇、獲得賞金額歴代3位(現代換算では未だ1位)、年間最高獲得賞金額、G1勝利数歴代2位タイの7勝など圧倒的な成績を残し、数々の記録を持っていることから「世紀末覇王」と呼ばれています。
特に2000年の年間無敗での古馬王道完全制覇は印象的で、これを成し遂げたのは後にも先にもテイエムオペラオーだけであり、この偉業を達成する馬はこの先二度と現れないのではないか、とさえ言われています。

と、史実の話は一旦置いておいて、じゃあウマ娘でのテイエムオペラオーはどのようなキャラクターなのかな、と目を向けてみると正直「あれ?」と思わざるを得ませんでした。このキャラ付けはどうなんだ?、と。
めっちゃ派手だし、自己肯定感がすごいし、なんか王冠被ってるしで、「お、おう。すごいなこいつは。」って感じでした。

もともと実馬のテイエムオペラオーは血統やその活躍から地味な印象の馬でした。あの成績で地味とはなんだ、と思われるかもしれませんが、事実そのような評価なんです。
というのもテイエムオペラオーは派手な勝ち方をせずにほとんどが僅差の勝利であり(ハナ差圧勝)、血統もマイナー、毛色も目立たない、騎手は20歳そこそこのド新人で陣営もその当時お世辞にも強くない、また真面目で賢い馬という印象でした。

それがなにがどうなってああなったのか分かりませんが、とてもインパクトの強いキャラクターとなっています。
しかしテイエムオペラオー絡みのストーリーを見ていくと、「本当にいいキャラしているな。」と心の底から思えるほどウマ娘のキャラクターとしてのテイエムオペラオーも好きになりました。
この娘、ナルシストで傲慢なように見えて、実はかなり周りが見えていて優しく、気遣いができるんですよね。
同い年のメイショウドトウ、アドマイヤベガ、ハルウララとの絡みが多いですが、特にハルウララとの絡みは印象的ですね。
ハルウララといえば説明不要のアイドルホースですが、負け続けて人気になった馬ですね。
反対にテイエムオペラオーは勝ち続けて妬まれた馬です。
この2頭をモデルにしたキャラクター同士が仲良く話をしているところを見ると微笑ましい限りです。
オペラオーはハルウララを並走に誘っていたり、一生懸命に走る姿を見て素直に賞賛し、観客の声援を煽るなどしていて、あくまで対等な存在としてハルウララのことをライバルと認めているんですよね。そこに嫌味が全く感じられないのがオペラオーのすごいところです。
さらに先日育成ウマ娘として実装されたメイショウドトウのストーリーでは、メイショウドトウに机をぶっ壊されても、夜まで待たされても、ホット醤油を飲まされても、激臭タオルを渡されても一切怒らず、それどころかポジティブな方向に考えてメイショウドトウを安心させるという、優しすぎるエピソードがありました。

そこでもう少し深く考えてみると分かってくることもありました。先ほどテイエムオペラオーのキャラ付けに疑問を覚えたと書きましたが意外とそんなこともないのでは?、と思えるようになってきたのです。
というのもウマ娘のキャラクター達は実馬の成績や性格だけでなくその周りの環境の要素を取り入れたキャラクター設定になっています。
テイエムオペラオーといえば和田竜二騎手ですよね。デビューから引退まで生涯26戦しているのですが全てのレースで和田竜二騎手が騎乗されています。その他にもエピソードはいくつもあるのですが、とりあえずここでは置いておきます。
和田竜二騎手はとても優しい人柄で有名で、災害が起こったときに寄付したり、通算勝利数100勝のたびに児童養護施設に寄付をするなどされています。
他にもファンを大切にするエピソードなど、外見だけでなく中身もイケメンなエピソードがあります。
これらの要素がウマ娘のテイエムオペラオーにも反映されているのではないでしょうか?
実際オペラオーの育成シナリオでは何度か子供に優しくするシーンがあります。

まだあります。和田竜二騎手はイベントで仮装してファンを楽しませることもあります。それに和田竜二騎手は芸人と呼ばれるほど、周りの人々を笑わせることが得意な方です。
ウマ娘でのオペラオーは自分の活躍で多くの人々を笑顔にしたい、という願望があります。

容姿に関しても狙ってるんじゃないか、と思う部分があります。普段騎手の顔は注目しませんが、改めて和田竜二騎手とウマ娘のテイエムオペラオーを見比べてみると、確かにそっくりなんです(笑)。Twitterでも話題になっていましたね。強いていえば分け目が逆なんですが、これは鏡を見た時にいつでも和田竜二騎手に会えるからではないのか、という考察もあります。実際にオペラオーが鏡に映っている自分の姿を見て、あまりの美しさに卒倒するというシーンもあったりします。
さらに鏡といえば...↓↓↓↓

メタ的な部分でも和田竜二騎手との関係性が現れています。レジェンドレースというイベントがあるのですが、テイエムオペラオーの開催日が和田竜二騎手の誕生日だったのです。
さらにオペラオーはジョセフィーヌという名をつけた手鏡を持ち歩いているらしいのですが、ジョセフィーヌというのはかつてのフランス皇后でありナポレオンの最初の妻であるジョセフィーヌ・ド・ボアルネをモチーフにしていると思われ、このジョセフィーヌ皇后と和田竜二騎手の誕生日が一緒なのです。ちなみにこのジョセフィーヌさん、「勝利の女神」と呼ばれていたそうです。これはもう、完全に狙っているのでは?(笑)
育成シナリオの皐月賞勝利後では、わりとシリアスな雰囲気でアドマイヤベガに対して、「いつもボクが鏡と向き合っているようにね」と言っていますが、このなにげない発言も意味ありげに思えてきますよね。

と、このように最初はテイエムオペラオーのキャラ付けに疑問を覚えていたのですが、意外とそんなこともないのでは?、と思った次第です。
それどころかこれらが事実だとしたらウマ娘のテイエムオペラオーちゃん、和田竜二騎手のこと大好きすぎやしないか、と可愛く思えてきますね。
ただ、「さすがにキャラ濃すぎだろ」と正直思うこともあります(笑)。
そこが癖になるところではあるんですけどね。

そしてその「キャラの濃さ」がひとつ、テイエムオペラオーを主人公にするうえで難しいところだと思います。もう分かると思いますが、あの明るすぎるキャラクター性で主人公はいかがなものか?、となるわけです。

ただテイエムオペラオーに関してひとつ分かっていることがあります。
それは、あの道化ともいえる言動は全てわざとで演技の可能性が高いということです。
根拠は育成シナリオにおける温泉旅行のシーンです。
温泉旅行イベントでは、ストレートな言葉でオペラオーを褒めるトレーナーに対して、「ボクは本音トークには慣れてないんだ。もっと道化じみた言葉で...。」と発言しています。
もしあの言動がわざとだとして、重要なのはなぜそのような言動をしているのか、という部分ですが、残念ながらこれは育成シナリオでもその他のウマ娘のストーリーでも明らかになっていません。このまま有耶無耶にするというのも考えられないので、いつかは明らかになると信じたいですが。なにしろあのテイエムオペラオーですからね。史上最強クラスであり、ドラマ性も豊富にあるオペラオーをあのようなキャラクターにしたのもそれなりの理由があると考えるのは当然だと思います。
アプリのメインストーリーか、それこそアニメなのか漫画なのか、深く掘り下げる機会があることを願っています。
「和田竜二要素をふんだんに取り入れたらあんな風になった。」というだけでも別にいいんですが、それだと和田竜二騎手になにか失礼な気がしますし(笑)、できればキャラクター性を深く掘り下げてほしいですね。
それによってはテイエムオペラオーの主人公も十分に考えられるようになるのではないか、と思っています。

ここまでウマ娘のテイエムオペラオーを中心に、主人公に推薦したいという私の思いを書き連ねてきましたがいかがだったでしょうか?
この記事ではウマ娘でのテイエムオペラオー中心ということで、史実や和田竜二騎手との関係性などは次回の[後編・ストーリー編]で話したいと思っています。後編では実際にテイエムオペラオーがアニメや漫画の主人公になったとして具体的にどのようなストーリーを見たいか、というのを自分勝手に考えていきたいと思います。
それによって1人でも「テイエムオペラオーが主人公のストーリー見たい。」と思ってくださるなら、これほど嬉しいことはありません。
次回もよろしくお願いします。

↓↓↓[後編]・[ストーリー編]↓↓↓

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