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春秋の争いもなくなっちゃうのかな

二週間予報を見ると、いずれ九月を迎えても普通に30度越えの日々が続くことがわかる。
駅ナカの服屋のディスプレイを見ながら歩いていると、アースカラーやら七分袖やら長袖やらを纏ったマネキンが並ぶ。
「この気温で誰が着るねん」と東北人なのに関西弁で内心つっこんでしまう。
飲食店の「栗フェア」的な告知を見かけると、暦の上では秋なんだと頭では分かっていても、体感に程遠い。
話が逸れるけど、「暦の上では」と聞いて「ディセンバー」と歌うあなたは私の友達。一般男性と聞くとルパン三世でしょ? ナポリタンはアバズレの食べ物でしょ?
いずれ季節から春と秋が消えて、四季でなく二季となるだろうといわれる。
えー風情がないーめっちゃ嫌だー、と思うけど、年々実際にそうなっているよな……と実感が優る悲しみ。
古典でよくいわれてきた「春秋の争い」とか、どうなっちゃうんだろうね。
私は秋生まれなのでいっそう、季節のグラデーションが失われて欲しくはないと思う。
とにかくまずは、早く涼しくならないだろうか。気ままに散歩したいよ。

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