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障がい告知についてのお話。

最近、思春期の入り口のお子さんを持つ親御さんから

立て続けに「告知」についてのご相談がありました。


幼少期から見させていただいているこどもたち。

相談内容はハードではありますが、

成長に嬉しくも感じました。

子どもたちから切り出した様子。

大きくなりましたね。

思春期の入り口。

自他区別がつきはじめた証です。


障がい関係なく誰しもが

自分と自分以外って違うんだと感じ始める思春期。

これは「自分軸」へ向かうために

必要だからだと私は思います。

順調な成長。


話は戻って、

「告知」ですが

個人的なイチ意見として聞いていただければと思います。


「早い方がいい」「遅い方がいい」「就労前でいい」

「受験前はやめとこう」「徐々に伝える」「整理して伝える」

さまざまな意見がありますが、

一旦、無視していただいて


①あなたとお子さんにとって、

告知の最幸の結果は

どういうものでしょうか?


⑴「告知を通して、お子さんが

どういう風に感じてくれたらうれしいですか?」


⑵「告知を通して、ご自身の想いがどんな風に

伝わったら嬉しいですか?」


まず根本に置いてほしいところです。


前向きに伝える。

それはそうですが、

どういう結果を望んでいるかって大切です。

考えているのとないのとでは結果は違う。

テクニックより、伝わるのは想いです。

何を伝えたいのかがはっきり決まってからでも

遅くはない。


そして、もうひとつ。

②準備ができていますか?


⑴「お子さんは聴く準備ができていますか?」

⑵「伝える側の準備はできていますか?」


⑴お子さんの準備段階はできていますか?

お子さんの理解力、性格、

他人と違うと感じている悩みの深さなども無視できません。

例えば、うそが嫌いな人に、下手に隠すと

後々、亀裂が・・・なんてことは避けたい。

悩みが十分深いのに、「就労前」などと時期を待つのも違う。


そう言う時、質問があったならば、

質問で返してみるのもいいかもしれません。

お子さんからアクションがあったとします。

「僕・私って障がいなの?」

「どうしてそう思ったの?」

その後のお子さんの反応でわかると思います。

どうするのがよいのか。

ケロッとした様子?もやもやした様子のまま?

どちらでしょうか。


⑵伝える側の準備段階はできていますか?


告知は、

お子さんのあれがダメ、これがダメ、

こうなってほしい、ああなってほしいと

感じる気持ちが大きい間は、

まだ準備中。

お子さんの存在価値(being)そのものを

すべて素晴らしい。

生きてくれてありがとうと思えるように

なれば準備完了。

それまでは伝えちゃいけないと思います。

告知に否定が入っちゃいけないんです。

それがしっかり伝わりますから。


障がい告知、

①最幸の結果がみえたとき

②双方が準備完了になったとき

でいいのではないでしょうか。

親御さんがばっちりで、

お子さんからの発信であっても

お子さんの準備ができるまでは

待った方が、より誤解も少なく、

伝わりやすいのではないかと思います。


お子さんにとって

「聞けてよかった〜」とほっとできるかどうかは

承認度合いによる気がします。

どうぞ、愛を積み重ねて、

双方ハッピーな結果になりますように。





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