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1年間で約17000枚撮影して感じたRICOH GRIIIxに対する本音
昨今、レトロコンデジが流行っていますがこのGRIIIxは同じコンデジでも全然ベクトルが違う高画質、高性能を謳ったいわゆる高級コンデジです。
28mmのGRIIIはBLACK PINKのリサが所有しているほか、海外でも爆発的な人気あり、生産ラインも追いつかず日本では現在注文停止中でもあります。
つい先日、HDFというワンタッチで柔らかい表現に切り替えできる機能を搭載したモデルも発売され、かなり話題になっておりますが、一体GRIIIxとはどんなカメラなのでしょうか?
GRIIIxとは?
GRシリーズは公式で『究極のスナップシューター』と謳っております。
要するに『ストリートスナップをする人に最適化されたカメラ』ということです。
果たして、このカメラは本当にストリートスナップのみで使うべきカメラなのでしょうか?
結論からいうと
私はストリートスナップ以外でもこのGRIIIxを愛用しております。
他にもカメラは所有しているのですが、
a7IVなどのミラーレス一眼は仕事用
GRiiixは日常を写す用
という感じで使い分けております。
友人と遊びに行った時も、旅行に行った時も、子どもの写真を撮る時も、 全てこのカメラ一台で行っております。
そんなGRシリーズの40mmバージョン『GRIIIx』を持ち歩き、
1年間で日常を17000枚(多いのか?)ほど撮影した私の率直な感想を述べさせて頂こうと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1711796201538-mFN6oRs9tK.jpg?width=800)
良いところ
画質
GRIIIxの良いところは沢山あるのですが、その中でも私は画質を1番最初に持ってきたいです。
RX100シリーズなど同じくらいコンパクトでかつ、ズームがついて動画も撮れるカメラは存在しておりますが、静止画という部分に関してはGRIIIxは別次元だと思います。
1型とAPS-Cの差は思っているよりも大きかったようで、RX100IIIでとても気になっていたところがGRIIIxでは全く気にならなくなりました。
センサーに最適化されたレンズも素晴らしく、ある環境においてはa7IVよりも解像度高いんじゃない?と思う瞬間さえあります。
RAW現像する際は特に感じるので、もし1型コンデジからGRシリーズに乗り換えを検討している人がいましたら、安心して乗り換えるべきかと思います。
ズームがないのが、、、という方もいらっしゃると思いますが、GRIIIxにはクロップ機能が内蔵されており私は積極的に使っております。
勿論、画素数は落ちますが昨今のスーパー解像度などはかなり優秀ですし、私のように日常をメインに撮っている方にとってはそこまで気にしなくて良いことなのかもしれません。
軽い、小さい
GRIIIxは何と言っても軽い、小さい。
私は普段ジーンズのポケットに入れており、常に携帯しております。
スマホと同じ感覚です。
この世に写りの良いカメラは沢山存在しておりますが、このサイズ感でこの写りをするカメラは他に無いかとと思います。
よく比較されるFujifilmのX100シリーズよりも圧倒的に小さく、
そしてSonyのRX100シリーズと変わらない軽さです。
RX100IIIを使っていた時はどうしても画質面で納得できないことが多く、
a7IVを日常でも持ち歩くことが多かったです。
ただ実際に持ち歩くと、カバンに入れると機会損失が多いし、首から下げていると結構疲れてしまいました。
a7IVは撮影をすると決めて持っていく時は良いのですが、スマホ代わりのカメラとして持ち歩くのは相当ハードルが高いです。
しかし、GRIIIxはそれが可能なカメラです。ジーンズのポケットに入れてスマホと同じ感覚で持ち歩ける。
そんなカメラ、他にあるでしょうか?
起動が早い
GRIIIxはとにかく起動が早いです。
究極のスナップシューターを謳うだけあり、機会損失をできるだけ無くすよう設計されております。
起動速度に関して今まで一度もストレスを感じたことはないです。
早さでいうとスマホが一番と考えがちですが、使ってみるとGRの方が早いです。
そして撮れる写真のクオリティは別次元です。
日常を記録として残したい方や、スマホの写真からまた数段グレードアップさせたい方にとってはとてもいいカメラなのではないでしょうか。
スマホへの転送方法が素晴らしい
これは買ってから知ったことなのですが、このGRIIIxとスマホを繋ぐアプリ『Image Sync』は今まで使ってきたカメラ連携アプリの中でダントツで使いやすいです。
このアプリ、カメラの電源のオンオフさえもスマホから操作することができます。
例えば、ポケットにGRIIIxを入れたままカメラを触ることなく、写真を転送することが可能なのです。
結局カメラで撮っても転送までラグがあるからSNS用はスマホで、、、となりがちですがこのGRIIIxでしたら一瞬で転送できます。
ここまでGRIIIxを褒めちぎって参りましたが、勿論いまひとつなところも存在しております。
![](https://assets.st-note.com/img/1711796231672-I1mUcp5XCP.jpg?width=800)
いまひとつなところ
動画の画質は結構酷い
ここに関しては弁明の余地がないのではないでしょうか。
FHDだからとかよりも明らかに違う次元の低クオリティーなんですよね。
個人的には日常のちょっとした動画も残せらた嬉しいのですが、それも叶わないくらいの画質です。
オートフォーカスも激遅なので、画質うんぬんの前に撮れてないことも多いです。
GRIIIxにしてから日常の動画をどうするか問題が常に付き纏っており、この部分に関しては次回作の新GRに改善してもらいたいです。
AFが遅い、迷う
動画でも少し触れましたが、AFに関しては結構ストレスを感じることが多いです。
AFに関してはやはりSonyの方が圧倒的に良く、Sonyの後にGRIIIxに戻ってくるとより遅いと感じてしまいます。
ただ、静止画に関しては動画よりは全然良いのでまあ許容範囲ではあるのですが、、、
Sonyが素晴らしすぎるだけかもしれません。
タッチフォーカスにも対応しているので、左手で合わせたい部分を触ってあげれば迷いが少なく比較的早く合わせてくれます。
ここからの有料部分には私が1年間改良し続けてたどり着いたGRIIIxの設定や購入してよかったアクセサリを紹介していこうと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1711796373267-NbW9dDslyX.jpg?width=800)
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