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ごめんねSE。

iPhoneを変えた。
ついにiPhoneを最新機種の11proに変えた。
2018年に前に使ってたiPhone6がお陀仏になったときに最新機種じゃなく「片手で持てるし安い」って理由でSEにしていたことを少し後悔していたが、今回の機種変でその後悔とはさようなら。

もはや化石レベルのSEから最新機種の11proへの大進化。
実は2019年8月くらいから機種変を検討していたけどなかなか踏み切れずにいた。
「最新機種とか使われへんしなー」
「無駄に高いなー」
「この値段だったらパソコンに投資したいわ」
なんて思うばかりだったし、なんだかんだSEでも困ることはなかった。

2019年12月後半、「まあちょっと調べてみるか」ってくらいの軽い気持ちで見たiPhone11proのLPに心を打たれる。
なぜか、こいつはヤバイ、買わなきゃって心境に。

小さく片手で使いやすい、親指がストレスなく端まで届くという使用効率を追求してSEを選んだ2018年11月。
その時点で、iPhoneXは出ていたけど見向きもせずに、もはや化石になりかけてたSEを迷わず選択。
在庫がもうピンクゴールドしかないと言われても、カバーつければ分からないやんってことでSEに。
最初はコンパクトさに満足していた。
使いやすい。
親指が痛くない。
軽い。
SE最高。

でも、その感動は続かなかった。

みんなどんどんiPhoneXになっていった。
iPhoneXでポートレート撮影とかできるのを見せてもらってうらやましいなーとか思ってた。
しかも地味に機能が違う。
SEは暗闇を照らすライトすらない。
カメラがへぼい。
在庫不足で容量16GBのものしか手に入らなかったから容量もたりない。

あー、変えたい。
買う時には見向きもしなかった最新機種に。

2019年8月頃から機種変したいと思ってたけど、変えるならやはり最新がいい。
ちょうど11シリーズが出るタイミングだったので、これを見て買うかどうか決めようとしてた。
仕事がら、ITに強いイメージとか最新機種を平然と使いこなす方がどう考えてもスマートだし、時代の最先端にいる若者としての威光を出すには最新の機器を持ってる方がイメージ的にも良いはず。
SEはやっぱりどう考えてもダサい。

それに、SE持ってると「なんでSEなんですか」と高確率で突っ込まれるのがめんどくさかった。
どうやら僕のイメージ的には最新機種を使ってそうなのに意外だなと思うらしい。
やっぱりイメージ的にもよくないなーとSEに対して突っ込まれるたびに思っていた。

しかし、僕は機械音痴。
機械系のものの説明書は読めないし多機能なものをこれまで使いこなせた試しがない。
今使っているPCもMacBook Proでスペックアップしてるけど、スペックをあげなくてもできる作業にしか使っていない。
きっと僕のPCは嘆いてる。
もっといいやつに使いこなして欲しかったと。
これまでに買ってきた家電やガジェット系はことごとく使いこなせなかったから、最新機種とかやっぱり使いこなせなさそう。
僕は最新のものに尻込みしていたようだ。

でも、11proのカメラ機能がとにかくほしかった。

最近、カメラをかじりはじめたのもあるけどiPhoneで綺麗な写真が取れるならそれが最高。
手軽だしかっこいい。
それにみんなインスタとかにあげてるプロっぽい写真もほとんどがiPhoneで撮られている。
そんな素晴らしいカメラ機能があれば僕の表現の幅が広がるのではないか?
ただでさえ得意じゃない写真も11proなら綺麗に撮れるんじゃないか?
と思いはじめた。
別に義務的に必要なわけじゃないけど、2019年12月頃から写真に対する欲求が高まっている中でこのカメラ機能は誘惑でしかなかった。
考えれば考えるほど欲しくなる。
あー、こいつは買わないと。

ついに、2019年12月29日、ネット上のアップルショップでポチった。
そして2020年1月2日、やっと手元に届いた。
アップル製品特有の箱を開ける感動。
美しいフォルム。
SEとは比べ物にならない重厚感。
ディスプレイの美しさ。
やっぱり最新機種最高やな。

これまたどうでもいいけど、今までワイヤレスイヤホンは好んで使ってなかった。
外出中に電池切れしたら非効率だから。
でも11proだと専用の接続端子がいるし、この美しいフォルムにイヤホンが突き刺さってる絵はダサい。
これを機にワイヤレスイヤホンにしようと思う。

買ったはいいが、最後に気がかりだったのは機種変だ。

機種変といえば、電話帳整理してこれまでのデータをどこかにバックアップとって、LINEのトークデータ消えないようにこれもバックアップとって…みたいな作業がめんどくさいと思ってた。
あと、携帯ショップ行って待たされてよく分からん説明受けてっていうのもめんどくさい。
その時間を作るなら仕事してたい。
そんなことを考えて機種変には踏み切れなかったが、気づけば僕は11proをポチっていた。

買った後に知ったけど、最新の引き継ぎ機能はヤバイ、奇跡だった。

ちょっとググってみるとSIMフリーのキャリアを使っている僕の場合、引継ぎが超簡単らしい。
箱を開けてすぐに設定を開始した。
wi-fi環境下でiPhone同士を横においとけば簡単に引き継がれるという奇跡。
僕がやったことはフェイスIDとパスコードの入力くらい。
他は全部奇跡の引継ぎシステムがやってくれた。
11proが手元に届いて20分くらいでSEの出番は終了。
今までありがとうSE。
ようこそ11pro、僕の新しい相棒。

2018年11月にiPhoneSEを購入した時は、とにかく効率重視で物を選んでいた。
しかし、それから時が経つに連れて僕の価値観は効率よりも美しさの追求に変化していった。
そんな変化にSEはついてこれなかった。僕にとってSEは美しいものとは言えない。
僕には最新機種の11proの方がお似合いなんだ。
ごめんねSE。

11proと一晩、一緒にすごして思ったことがある。
重い。
想像していたよりも重くて疲れる。

やはりSEも良き相棒だったんだなと思いつつ、この重さも含めて11proは美しいんだと自分に言い聞かせている。

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