見出し画像

竹鶴は超熱燗で変貌するお酒。

燗酒と湯豆腐。
気温が上がってきたので、この組み合わせも最後かもしれんなー。最強のペアリングなんだけどなー。

しかし竹鶴は不思議な酒だ。正直これを冷酒や常温で飲んでも、大して美味しくない。いやいやそんなことないという反論もあるだろうが、個人の好みははっきりした方がいい。酒呑みはお世辞を言ってはいけないw 

正直、僕はこの温度帯では全く魅力を感じない。ところが、ところがだよ。温度を45度以上に上げると、あら不思議。マジ驚くから。全く別物のお酒に変わるのだ。お酒が化学変化したのではないか、と穿った見方をしたくなるほどの劇的な変化だ。美味いなんてもんじゃない。五感がぶっ飛ぶような旨み甘味トロミを感じる。

何年か忘れたが、熟成させてから出荷してるので、古酒の風情がある。香りも複雑だ。フルーティさは皆無。その代わり、チョコレートやマッシュルーム、チーズのような重層的な香りがする。なので、ドライフルーツとかもぴったり。

オールマイティではない。その代わり特定の温度帯では無双だ。どうやったらこんなパンクな酒を作れるのか。そんな訳なので、夏に竹鶴を飲む時は、灼熱の中、燗酒を飲むことになるw

最近、ハリオのビーカーで燗酒を呑んでる。丈夫だし、レンチンOKだし、目盛もついてるので、飲む量を把握できる。しかし、途中から、何故かこの目盛は無用の長物と化すw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?