見出し画像

【SXLP7期 Day4レポート】相手の「痛み」と「喜び」を知れば、物事の“価値”を伝えることができる!?

みなさん、こんにちは!SXIコミュニケーションチームです。
6月末より始まったSports X Leaders Program(以下SXLP)7期の、Day4レポートをお届けします。

Phase1では、SXLPのコアである「システムデザイン思考(システムズエンジニアリング&デザイン思考)」を体得し、物事を多視点で捉えていきます。
今年もスポーツビジネスに課題をもった様々なバックグランドの皆さんが集まっていますので、ここからどんな議論がされて、課題解決に向けて動き出すか今から楽しみです!

■Day4 本日のテーマ

「インサイトの抽出とInnovative Problem Statement」

インサイトを発見するポイントは「イテレーション」

Day4となる今回も、ここまでの復習からスタートしました。

Day3で学んだ「インサイト」ですが、プロジェクトを進める上で非常に重要になってきます。

しかし、なかなか見つけるのが難しいのも事実です。7期の受講生が行っているワークも「インサイトを抽出することが目的になってしまってもいい」と講師が漏らしてしまうほど。

では、どのようにインサイトを抽出したらいいのか?

それは「イテレーション」。一連の工程を短期間で繰り返しながら試行錯誤することが、非常に重要になってきます。
Repeatではなく、Iterate。

常に「インサイトとは何なのか?」を考え続けることも、「イテレーション」の一つ。物事の裏側にある本質を常にとらえ続けながら、インサイト抽出に必要なマインドセットを心がけることで、インサイト抽出のクオリティーは上がっていきます。

Day4では、受講生の皆さんにも「イテレーション」を実施していただきました。
具体的には、Day3でPhase1のテーマである「貧困世帯とスポーツの関係性をリデザインする」を題材にグループごとにインサイトを探ってもらいましたが、この日も改めて同様のグループワークを行っていただきました。前回行ったグループワークとは別に改めて実施するワークでしたが、「どうインサイトを抽出できたのかをより意識する」ことを意識して取り組んでいただき、インサイト抽出の「イテレーション」を体感してもらっています。

価値を知り、相手を知る重要性

Day4の後半戦は、主に「Pain/Gain分析」というフレームワークについてインプットとワークを行いました。

突然ですが、この記事を読んでいただいている読者の皆さんも、過去に一度は「スポーツの価値」について考えたことがあるのではないでしょうか?
例えばコロナ時代において、「スポーツは不要不急か?」と問われたとして、心から「不要じゃないよ!」と言いたいですよね。でも、「どれぐらい重要か?」と問われた際に、誰しもが納得できるように説明することができますか?

少し悩んだ皆さんは、「価値の多面性」に気づいているのかもしれません。誰にとっての価値なのか、価値の認識は立場によって異なってきます。ではそれぞれの立場に立って、「提供される価値の度合い」を考えることができたら、先ほどの問いに答える勇気が少し沸いてきませんか?

それを実現するのが「Pain/Gain分析」というフレームワークです。

実施手順は下記の通り。

①自分が検討しようとしているテーマに対するステークホルダーの洗い出し
②ステークホルダーの“Job”を明らかにする
③“Job”を片付けることで発生するPain(痛み)/Gain(喜び)を分析する
④Painを減らすには、Gainを増やすにはどのようなものがあるか検討する

受講生の皆さんには、それぞれのステップで重要となる考え方をインプットしてもらったあとに、「貧困世帯とスポーツの関係性をリデザインする」という課題で「Pain/Gain分析」を行っていただき、その分析結果を発表していただきました。

■受講生の声

武末彩子さん
前回までの内容も消化していない中での新たなインプットとなり、頭の中は今までで一番靄がかかっていますが、とにかくこのスピード感の中で手と頭を動かすことを心がけています。
前半の復習ワークではグループとしてValue Graphを選択し、運営・講師の方々のガイドのおかげもあり、インサイト獲得までの道筋を少し掴むことができました。後半のPain/Gain分析のワークでは、まず語彙を理解して表を埋めるのが精一杯になってしまいましたが、個人課題では、その先の掘り下げたり全体を引いて見たりする部分まで行きたいです。最後のIPSのワークは「えいやーで出す」という自分の苦手な部分でしたが、グループメンバーの発想や他のグループの発表を聞いて、こうやってユニークな視点を持つことが大切なんだと気づくことができました。
新しい知識の習得と普段の思考に抗うこと、中2,3日の講義とタフな日々が続きますが、引き続き根気強くやっていこうと思います。
ありがとうございました!

■最後に

アルムナイとして参加した私も改めて考えさせられる内容でした!
次回講義は7月10日(水)。テーマは「Solution Concept」で実施予定です。次回レポートもお楽しみに!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■Sports X Leaders Program
「システムデザイン思考(システムズエンジニアリング&デザイン思考)」をコアに据え、物事を多視点から捉え、自らが直面する課題や取り組んでいるプロジェクトに当事者意識をもち主体的にアクションを起こせるリーダーを育成するプログラムです。

■Sports X Initiative
Sports X Initiativeは「スポーツ×〇〇」の様々な切り口から価値創造に取り組む人々のコミュニティであり活動プラットフォームでもあります。スポーツをシステムとして捉え、社会とのつながりをシステムとして捉え、その中で課題解決や価値創造に取り組む多様なメンバーの交差点でもあります。
日本のスポーツの未来をつくるために、私たちSports X Initiativeは「Sports X Leaders Program」「Sports X Conference」「Sports X Lab」の3つの活動に取り組んでおります。
HP:https://sportsxinitiative.org/

■お問合せ
https://sportsxinitiative.org/contact.html

■公式SNS
X:https://twitter.com/SPX_Initiative
Facebook:https://www.facebook.com/SportsXInitiative/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCes52o2KVL9cOyd2GQerG3g/
note:https://note.com/sxi

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?