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Excelで「書式なしペースト」をキーボードショートカットで実現するKeyboard Maestroマクロ

Google スプレッドシートにできてExcelにできないことのひとつに「キーボードショートカットによる書式なしペースト」があります。

[値のみ貼り付け]が書式なしペーストにあたり、キーボードショートカットは⌘ + shift + Vキーです。

[書式のみ貼り付け]ってローカライズ間違っていませんかね…?

Excelでは…

一方、Excelは[形式を選択してペースト]頼り。

Excelでは⌘ + control + Vキーで呼び出して選択します。

というか、とりあえず、⌘ + Vでペーストしてからクリップボードアイコンをクリックして…が主流といえます。

Excelでキーボードショートカットによる書式なしペースト

ところが!書式なしペーストのキーボードショートカットが来るそうです!!!!

残念ながらMac版は少し遅れて、とのこと。


Keyboard Maestroでの対応

そこでKeyboard Maestroを使って、次のようなマクロを組んでいます。

  1. Excelの[編集]メニューから[形式を選択してペースト]を実行

  2. Repeat Actions 4 Times(次の操作を4回繰り返す)

  3. Type the Space Keystroke(tabキーを押す)

  4. Type the Return Keystroke(returnキーを押す:ダイアログボックスを閉じる)

  5. Pause for .3 Seconds(0.3秒待つ)

  6. Type the Escape Keystroke(escキーを押す:クリップボードアイコンを消す)

ダウンロード

Set Simulate Normal Keystroke Delay

これを設定すると「tabキーで移動」のようなアクションが遅延しますので、デバッグのときに重宝します。

Notionでの書式なしペースト

Notionでは[貼り付けてスタイルを合わせる]で、⌘ + option + shift + Vのキーボードショートカットが設定されています。

システム環境設定の[キーボード]で上書きできます。

Keyboard Maestroでは次のように設定します。

Keynote

Keynoteでは[ペーストしてスタイルを合わせる]です。

自分はKeyboard Maestroで設定しています。

システム設定(旧「システム環境設定」)で大は小を兼ねる

システム設定(旧「システム環境設定」)で「すべてのアプリケーション」を対象に設定しておけば未知のアプリケーションにも対応できます。

その他、アプリケーション共通の操作は同じキーボードショートカットで使えるようにしておくと吉です。

クリーンインストール後、復元しやすくするため、次のようなテキストをファイルにしています。

別名で保存…
Save As...

⌘ + shift + S

──

ウインドウ->しまう
Minimize
ウィンドウ->最小化
しまう
最小化

⌘ + option + shift + control + M
(発動しないように)

──

PDFとして保存
Save as PDF

⌘ + P

──

貼り付けてスタイルを合わせる
ペーストしてスタイルを合わせる
書式なしでペースト

⌘ + shift + V

雑感

2019年リリースのIllustrator 2020といい、書式なしでペースト機能が狂喜されるなんて、原点回帰というか、ソフトウェア開発者は利用者のニーズをきちんとおさえに来てるなと感じます。

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