セカイシンフォニー2023 昼公演

先週の土曜日に喫茶店で連れが「俺昼に行くわ!チケット拾って来いよ!」と誘われて、オーケストラ自体は生で聞きたいなって気持ちもあったからとりあえずチケットの取引をして昼公演に向かった。誘ってきた当人は寝坊してライブに間に合わなくて会場の外で項垂れてた。

こういうのを書いてるってことは、めっちゃ良かった、て事なんだよね。


約2時間、東京フィルハーモニーのオーケストラがアレンジする形でプロセカ曲のコンサートをやる、てのが概要。
歌唱は音源利用なので全5ユニット分の歌唱は聞けるわけだけれど、1ユニットから演者が出て生歌唱生演奏で聞ける豪華な待遇になる。今回はLeo/needから野口瑠璃子(星野一歌役)と礒部花凜(天馬咲希役)の2人が歌唱披露。

音楽面については純粋にずっと楽しめてた。
ボカロ曲だと管楽器の音が乗るアレンジを想像しづらい特性だと思っていたけれど、全曲勿論良かった訳だけれど特に『DREAM PLACE』や『ももいろの鍵』『Awake Now』はバリバリに合ってた。インストの編曲が好みなのもあるけれど弦楽器のノリや編入楽器で加わる音の相性もあって、ちゃんと会場来て聴く意味があるなと思った。
プロセカでは数少ない演者の歌唱が見れる公演ではあるけれど、前半にやった4ユニットの部分のほうが今回は良かったかなっていうのが正直な感想。それぐらい演奏に聴き入りたい魅力を感じてた。

自分が去年の10月からプロセカを始めたのもあってイベストを直近1年分は追いついていないぐらいだけれど、イベストに関わるような演出は薄目だったので特にネタバレだとかそういうのは大丈夫だった。
各ユニットの曲開始前に1イベストのうち1シーンを振り返るぐらいだったので、知ってたモモジャンニーゴ辺りは後の展開も思いつつ気持ち入れて『DREAM PLACE』『再生』をキツイ腕組みしながら聴いていた。


オーケストラ音楽が元から好きなのはあるけれど、『Iなんです』みたいな良い意味で「ボカロです。」ていう主張が強い曲のアレンジを出してきたりと保守的な選曲じゃないのも個人的には好みなやり方だったので、トータルでかなり満足度高い気持ちで終演まで見ていた。
U-18チケットっていう学生向けの安価な席もあったりで、敷居が高く見られやすいオーケストラへの間口を広めるって意味でも良いコンサートだなと思う。

行きたい度が10段階のうち5からは行くけれど歳を取ってからは7以上じゃないと腰が上がらない、ていう曽山一寿先生のツイートがあったけれど、終わった後に行きたい度が3から7に上がるってこともあるし、行って後悔するのなんてよっぽど捻じれたり斜めな愛情がない限りはないんだから99%行き得だねっていうのはこういうときに特に思う。

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