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世界陸連が、国際水泳連盟に続き、トランス女性の女子競技参加を禁止―コメントしないLGBT法連合会など活動家団体―まともに報道しない日本メディア

世界陸連が3月23日、国際水泳連盟の2022年6月の決定と同様に、男の思春期を経験していれば、女子選手権への参加資格がないと決めました。


世界陸連の決定外信   2023年3月24日AFP https://www.afpbb.com/articles/-/3456885
国際水泳連盟の決定外信 2022年6月20日BBC https://www.bbc.com/japanese/61862354

 女性スペースを守る会は、これを歓迎します。男性器あるままテストステロン値を数年間低くしていれば女子選手権に出られるのがおかしいのです。更に性別適合手術をしても、思春期を過ぎていれば身長、体格、筋肉で女性とは異なる身体になっているのですから、参加できたら不公平なのです。
 当会は、その趣旨で他の4団体と共に、3月16日に「女子スポーツに関する法律案」を公表し、政府と各政党にお知らせしました。米国の下院限りですが同月に可決された法案と類似し、トランス男性も参加する女子選手権に公的費用を出してはならないという形の法案です。こちらです。
https://note.com/sws_jp/n/n57203ac44b45
 それが、水泳と陸上の国際的な競技の範囲ですが、当面実現しました。嬉しいです。

 注意してほしいことが2つあります。
 1つは、LGBT法連合会など活動家団体が、このことついてコメントなど一切していないという問題です。「トランス女性は女性だ」として活動してきたのに、女子スポーツ選手権での大きな変更についてコメントも出さないのです。
 LGBT法連合会のサイトのどこをどう見ても記載がありません。 https://lgbtetc.jp/
TransgenderJapanについても同様です。 http://march2022.wp.xdomain.jp/

 このことは、トランス女性でスポーツ好きの方にあっても重要なことでしょうに、これら活動団体は、考えもしないということでしょうか。
 このうちのTransgenderJapanは、2022年11月12日のバレードで「FUCK THE TERF」のプラカードなど出たことで、集会の後援をした新宿区から下記noteの通り「表現に配慮するよう」注意をうけたのに、それも記載していないままでした。 https://note.com/sws_jp/n/n7771dbd15286
 真摯に考えず、トランス女性の一人ひとりのことも考えないということなのでしょうか。社会とトランス女性全体に対して、これら活動家団体は不誠実だと感じます。

 2つは、これらのことを、日本メディアはまともに報道していないことです。為末大選手の2021年6月13日のツイートでの大反響などで分かるように、女子アスリートと、スポーツをするトランス女性にとって関心がある処ですし、「性自認の法令化」に関心を持つ者にとって関心の的でした。
https://twitter.com/daijapan/status/1404000790969163778?s=20


 ですが、日本のメディアは、方針決定後の最初のこの3月25日朝刊で、ウクライナ侵攻によりロシア選手への処分を当面の間継続するという内容をメインとし、このことは末尾に少し書くだけでした。東京新聞・中日新聞に至っては、G7の他国から日本政府あてLGBT法の要請を受けたかどうかの記事を載せても、このことの報道はありませんでした。
 多くの新聞で、このことを担当してきた記者は、活動家団体と一体となって「LGBTQ報道ガイドライン」を作るなどしてきた状況であり、当会をじっくり取材するが批判的な観点での報道さえもしないという状態でした。何のための取材なのでしょうか。多くの新聞は、国民の知る権利に尽くしていないと思います。

 当会は、世界陸連と国際水泳連盟の決定を、熱烈に歓迎します。
他の様々な競技団体も、国内外を問わず、これに続いてくれるよう求めます。

 LGBT法連合会など活動家団体にあっては、それこそトランス女性のためにこそコメントを出し、たとえば身体の接触をしない競技種目については、参考記録としての参加ができるようにしてほしいなどの、要請をされたら良いのではと、と思います。「女子スポーツに関する法律案」はそのように作られています。

 日本メディアにあっては、活動家でもある一部の記者にいつまでも任せることなく、様々な観点からしっかりと報道して下さるようにお願い申し上げます。

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