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コロナが平等をもたらす

黒人の暴動の事件がアメリカを揺り動かしていますね。ボクは、この事件は、起こるべくして起きた事件だと感じました。

コロナウィルスは、人々の行動を抑圧し、多大なストレスや鬱憤を与えています。ツイッターを見ていても、人々は、誰彼かまわず犯人探しに狂奔しているように見えます。政府が何をやってもやらなくても批判するし、また不謹慎に出歩く若者を批判しています。

「コロナウィルスはお前の国がつくってバラ撒いたんだ!」

米中の政治家たちは、お互いにスケープゴートを求めて責任を押し付けあい、国家間訴訟にまで発展しようとしています。国交はクローズされ、世界は、グローバリズムから一転して、ナショナリズムへと傾いています。より閉鎖的で自分さえよければ良いというエゴイスティックな考え方が強くなっているように感じられます。

そもそも、この10数年、アメリカを筆頭に、世界中で繰り広げられている新自由主義経済政策は、競争を加速し、人々は、生き残りのために、追い立てられるように成長を求められてきました。結果として、格差は拡大し、勝者はより奢り、弱者は切り捨てされ、人々の中に、巨大な不満、怒り、怨念が蓄積されています。こうしたことは、人々のエゴイズムを増長します。差別の温床をつくっていきます。そうした中で、世界中で極右翼やポピュリズムが台頭し、トランプ政権も誕生しました。世界は「分断」されつつあると感じます。今回の人種差別の事件は、そうした大きな世界の潮流の中の一つの現れだとも言えます。

でも、今回のコロナウィルスによって引き起こされた一連の事件で分かったことは、

「世界はつながっている」

ということではないでしょうか?
マドンナは、

「コロナが平等をもたらす」

と語り、賛否両論を巻き起こしました。
「新型コロナウイルスは、どんなにお金持ちかとか、有名かとか、面白いかとか、賢いかとか、どこに住んでいるかとか、何歳かとか、素晴らしい話ができるとか関係ない。偉大な平等をもたらす。みんな同じ船に乗っている。沈むときはみんな一緒」

レディーガガは、本年4月、著名アーティストと共に、
「One World:Together at home」
という大規模なライブイベントを行いました。

connected colorsも、そんな世界の多様性と共生への願いを込めてつくりました。


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