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SNS(X)のコードのオープン化

Xのコードリポジトリー。

Xはコードをすべて公開しているのが面白いです。コミュニティーノートについてもさまざまなアルゴリズム上の実験が行われていることがコードから読み取れます。

オンラインコミュニティーのあり方は、生成AIの普及の影響も重なって世論形成に信じられないほどの大きな影響を与えています。SNSのアルゴリズムは、実社会における「法律」以上の影響力を持っていると考えられます。

似たもの同士をコミュニティー化するフィルターバブルや、特定の政治トピックをフィルタリングする機能、生成AIボットによる疑似民意の生成、AIによるユーザーのカテゴライズやマイクロマーケティングなど、個人のプライバシーはどんどん失われています。スティーブン・スピルバーグのマイノリティーレポートは技術的にすでに可能になっていると言えます。

これらのアルゴリズムや個人データーはGAFAMなどの多国籍IT大企業が保有しており、これまで多くの問題を生じさせてきました。そのためイーロン・マスクは実名でのアカウント作成をしないように注意を呼びかけています。

そうした中でXのようなオープンソースSNSやBluesky、マストドンといった分散型SNSは新しい時代の萌芽を感じさせます。社会のテクノロジー化が止められない以上、アルゴリズムの透明化と分散化の重要性はさらに高まっていきます。

ちなみに今日ではChatGPTやClaudeにこれらのコードを入力して解析と解説をさせることができます。コードを読めなくてもコードガバナンスをチェックできるのはとても興味深い時代ですね。

以下はChatGPTのCode CopilotというGPTでXのコミュニティーノートの一部のアルゴリズムを解析させたものです。


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