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全部わかってしまうから、しんどい。


ずっと書こうと思っているnoteがある。

TOEICが終わったら書こうと思っていたけれど、ケータイが不幸に見舞われたりしていたのでその話をまたコミカルに書こうと思ったりしているうちに、また別のことを昇華したくなってこの記事を書くことにした。



一昨日勤務中に、元ある業務に追加して一気に3つくらいのことを言われて、処理しきれていないうちに注意されてしまった。

コーチに「休会中なのに来ている子がいるから確認して」と言われた。フロントに確認を入れるとやはり休会中とのこと。その旨を伝えると、「それはわかってるから確認して。」と言われた。

またフロントに言うと「何の振替ですか?」「3月付で休会届が出されていて、今月いっぱい休会中です」と言われる。その旨を伝えると、「1月2月の名簿をみて振替するに値する休みがあるかを確認して保護者に連絡」といわれる。その旨をフロントに伝えた。

結局、2月分の振替だったらしい。休会中なのに振替をする意味がわからないが、不正ではなかったので安心した。

だけど最初から何をどう確認するか、言ってくれたらあなたをイラつかせずに済んだのにと思った。私はフロントの業務内容なんて知らないのだから、フロントにどこまで権限が及んでいて何ができるのかなどわからない。相手もバイトなのだからそこまで知らない。

どうしようもなかったことだし、指示を出してきた相手にも落ち度があるとわかっているけれど、仕事がデキない私のせいだと思った。どんな確認をすればいいのかくらい察して、それを補ってフロントに指示が出せればよかった。あるいは、そんなスーパーマンじゃないのなら、何をどう確認すれば良いか?と最初の段階で聞けばよかった。
だけど"そのコーチは今レッスン中なのだから手間を取らせないように"と思ったし、"確認、確認、というのだから、それをそのままフロントに言えば通じるだろう"と思った。通じるわけないのに。


そしてそれにかぶさって、通常業務のトイレに行った子の確認がきた。人数と性別と帰ってきたか?くらいは把握してるけど、正直どこのコースの誰とまでは把握していない。そこを求められて答えられず、把握しとけと言われた。

最近もう1人新しく入ったバイトがいて、その子も一緒に監視をしていた。そしてトイレはその子が担当していた。

彼女は新人だからあまり何も指示できないのはわかる。だから2年もいる私に全部飛んできているのはわかる。でも、トイレ行く子の把握に遅れて来た子の対応、人数確認、塩素濃度などの確認、都度飛んでくる各コースからの要望、それに加えて新しいバイトへの教育。この全てを一度に1人で担えると?


自分の荷物を、前の時間教えていたところから退かせて監視用のテーブルに置いた。その日はテストで、その際に使う物がいろいろ置いてあるので「邪魔だからここに物置かんといて」と言われてしまった。

前の時間教えていたところにそのまま置いていたら邪魔だと思う、までは配慮できたのにそこからできなかった。指摘されてしかるべきことだけど、また自分勝手な部分が顔出したからそう言われてしまったのだと、自分の愚かさを呪って落ち込んだ。


監視をしていた時、生徒に話しかけられて対応していた。すると、「1人に集中しすぎやねん」と注意された。前々から、できていない子を手厚く教えるより、レッスンを回して、できていなくてもとりあえず動かせ、と言われてきた。

練習メニューの中でできるようになったら理想だろう。その腕がないのは私の落ち度だろう。でも、いくら全体を見渡すことが仕事だとしても、話しかけてくる子を無視したり、できていない子を見逃して進めることなどできない。それが正しいことだとは思えない。そもそも、全体に注意を分散させてある程度割り切りながらも時に細かいところに気を利かせるといったことは苦手だ。1人1人、1つ1つに向き合ってじっくり観察して、考えを巡らせて、こうした方がいいのでは?と手を差し伸べることは得意だけれど。

私はリーダーだとか、管理職だとかには向かないなと気づいた。
1人1人と向き合って、彼らの最初から最後まで面倒を見て、できないことができるようになった時はそれを一緒に喜んだりしながら、寄り添う方が性に合っている。サブだったり、現場だったりの方が向いていると思った。




ただでさえその日は月の事情で身体もしんどくて、心も敏感な日だったのだ。


子供たちと関わっている間に、先述のようなことは忘れられていたけど、その晩彼と電話した時にその片鱗が顔を出してしまった。


いきなり自分の話をし始め、その内容が院:就職=7:3といいながら、年収の高い”いい企業”に入れるなら学部で出るという内容で「お金稼げたらなんでもいいんやけど、就活で嘘つくべきかな〜」と宣った彼。こちらは院:就職=3:7で動いていて、就活の軸もはっきりしている身分なのでイラッときて、「薄っぺら。」と言ってしまった。

次の日、同じような流れになった時に改めて聞くと嘘をつくのはガクチカのことだったとわかった。勘違いだったのか、と気が抜けて、申し訳なさのあまり罪悪感に耐えきれなくなった。まあお金稼げる職に就きたいことに変わりはなかったけれど。

私は、お金を稼ぎたいといいつつも、稼げるならなんでもいいわけでないその思考を知りたかった。そこにこそあなたらしさがあると思ったから。それをビジョンとして言語化できる人こそ、あなたがなりたい”成功者”に近づく術だと思ったから。


「「お金稼げて福利厚生良ければいいよね」くらいの方が、人間関係うまくいく。仕事は結果が全てだし、綺麗事を語っても意識高いって言われるだけ。」と彼は言った。それが、お前が人間関係下手な原因だと言われた気がしてひとり勝手に落ち込んだ。


何より、伝え方を工夫する必要性を誰よりもわかっているつもりだった私が、伝え方を考えず、1番最悪な反応をしてしまった。しかもわかっているのに、「思うのは自由だけど、それを口に出すかは別問題だし、言い方は考えるべきよね。」と指摘されてしまった。私がいいたかったのは「そんな表面的なことじゃなくて、もっと考えてることないの?」なのに。せめて「随分表面的だね(笑)」と言えたらよかったのに。

いつもなら多少イラっときても、一時的な感情だろうと無視をして我慢する。あとから考えてもやもやしても、時にはあの人にとっては私しか甘えられないんだろう、とか適当に都合よく解釈して、考え抜いて処理する。

なのにその日はできなかった。

その日のコンディションのせいにすることは簡単だけど、全部全部、私が自己中なせい。他人の考え方に寛容になれないせい。1許されたら100許されたと油断して、調子に乗ってしまう自分のせい。また私は、1番大切な人を大切にできなかった。




0か100かしかなくて、不器用で、切り替えが下手で、考えすぎる上に割り切れなくて、人と自分を分けて考えられずに寛容になれない。全部を取ろうとして、結果的に1番大切なもの1つを大切にできなくなってしまう。

そんな自分が嫌いだ。


こんな自分だから社会不適合者なんだろう。わかっているのに治せないから、授業で習ったことを使ってセルフカウンセリングをしようかと、カウンセリングに行った方がいいのかと、何度悩んだことか。

何が原因でどうすべきか、ここに言語化する前にグルグル考えたことのほとんどを忘れてしまったけれど、頭の中ではわかっているのだ。

わかっているのに、わかればわかるほど自分を責める考えしか浮かばない。結局自分のせいじゃんか、ってなってしまう。そんなこと相手は望んでいないことも、そういえば被害者ぶってると思われることも、全部わかる。だから最後にはどうすればいいのかわからなくなって、自分の弱さを直視し続けることに疲れてしまう。全部わかってるんだ、みたいな顔してこんなこと書いてるけど、本当は何もわかっていないかもしれないことも、わかっている。だからしんどい。


最近沈んだ記事ばかりだから、本当はもっと明るい記事を書きたい。フォロワーさんだって、こんな記事望んでいないだろう。わかっているけど、リアルの人にこんなものぶつけてしまっては相手の逃げ場がなくなってしまうから、どうしようもないときにしか使いたくない。

ここは読みたくなければそっと閉じて見たものを忘れてもらうことができる場所だから、ついつい甘えてしまう。



だけど明日はもっと明るい記事を書こう。






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