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大蒔絵展

今日は名古屋市の徳川美術館で「大蒔絵展」を鑑賞しました。徳川美術館は尾張徳川家の大名道具を中心に、家康の遺品や源氏物語絵巻を始めとする国宝、重文を数多く収蔵しています。

徳川美術館周辺

まず常設のコレクションを見て、それから大蒔絵展を見るという構成になっていました。
コレクション展では徳川の武具や刀剣(家康所持の特集展示がありました)、茶道具、書院飾り、能の面や装束、そして素晴らしいと思ったのは家光の長女千代姫の嫁入り道具「初音の調度」と呼ばれるものの中から、修復が完了したばかりの国宝初音蒔絵書棚、胡蝶蒔絵書棚、香箱など。
初音の調度とは、源氏物語の初音の帖より「年月をまつにひかれて…初音きかせよ」の歌意の意匠で、その絵の中に歌の文字を葦手書きに散らしている雅なものです。

大蒔絵展にも、この初音の調度が何点か出ていて贅沢オブ贅沢な調度は目の保養でした。その他、酒井抱一下絵のお洒落な櫛とか、江戸時代の海外輸出用の漆器は洋風の形だったりもして綺麗でした。

館内のコーヒーラウンジにて

今日はあいにく大雨でしたので、隣接する徳川園の散策は諦めて館内のコーヒーラウンジでお菓子とコーヒーをいただきながら一服。
その後、ミュージアムショップでお土産を購入し、帰ってきました。

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