新しい技術を習得するためにはどっちがお得?
最近寝る前の数分間、つまり寝落ちするまでのあいだ、KINDLE?アプリでディーププラクティスの本を読んでいます。
そこで、自分もやってみたいと思って、参加したアレクサンダーテクニークのクラスの自分のアクティビティとして、最近頼まれて書いた、ラ・ラ・ランドのAnother Day of the Sun の、特徴的なピアノイントロを練習してみることにしました。
私自身は、楽譜を書くために、和音を押さえたり、ソフトへの入力のために、音をキーボードで追いかけて行ける程度のピアノ技術です。効率的な指の順番も、小学校4年生でエレクトーン教室を止めて以来、学んでいません。
まず、ピアノの前に座って、イントロを弾いてみます。多少バラツキがあるものの、ギリギリ弾けている感じです。
この時の、自分の身体の様子はというと、
あっかあっげてっ
あっかさっ下ないでしっろあっげないっ
と、いうゲームをしているときのように、身体を固めています。
イントロの裏拍の連続するリズムを無理矢理でもつかむために、きゅっと、胴体や腕をかためています。
それでも、その中で、どの音の時に、どの指を使うと弾きやすいかを考えながら、実験していきます。
ミスするのは良いことです。そのミスから次のプランを立てます。段々弾けるようになってきました。
ここまで、1分くらいですが、そこで大先輩の先生が、ある、シンキングの提案をしてくれました。この提案は、自分の使っている身体を、より、ふんわりと、頭と、脊椎の関係性がよりよくなってくれるための、「考え」のアイデアです。
その、シンキングに頭の中に常駐してもらって改めて弾いてみると、あら弾きやすい!
ところがミスタッチだらけになりました。
ほら、やっぱりこんなの駄目ぢゃんとはなりません。こちらの私もアレクサンダーテクニーク教室の初心者ながらも端くれですので、そこで、起きたことを考えてみます。
まず基本的に、自分はピアノの技術はほぼ無いこと。
ということは、演奏に必要なときに筋力だったり、音を跳躍したりするための距離を覚えたり、指毎の打弦のスピードを覚えたりする必要がまだあります。
つまり、そこをふくめて、練習していけば、ミスはドンドン減っていって、演奏したい音を出すことが出来るようになるはずです。
ミスはひたすら増えましたが、身体も、鍵盤を叩く腕から指も流れがとてもしなやかになりました。一人試行錯誤していたときは、旗振りゲームのように、予期せぬ指示に直ぐ対応する準備のように身体を固めていました。
ということは、仮に弾けたとしても、長い時間弾きつづけるには身体に優しくないであろうことが、よくわかります。
なので、今すぐ、イントロを気持ちよく弾けることよりも、まずふんわりした頭と脊椎の関係が良い、協調状態にある中で、改めて、プランを立て直して、ミスを大歓迎しながら、実験を繰り返して、必要な技術を身につけていくのが最良な方法だな!という結論に至りました。
というわたくしも、レッスンしております。
ご連絡お待ちしてます。
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