見出し画像

ああ、面倒臭い!!!

2006年。スウィングは生まれたときから「NPO法人」だ。

以来この在り方にずっとこだわってきた。

NPOは非営利を旨とした市民団体であり、「市民」に子どもも大人も、障害も健常も、有名も無名も関係ねー!!! つまり限りなく、とってもフェアだと感じたからだ。

みんな人間、ただの人。

法人設立以後(たぶん)15年。初期の頃にはこんな言葉も盛んに使っていたが、その思いは未だ露とも消えずとも、肌身で感じる「通じない」感とウサン臭さがすごくって、いつしかあまり言わなく……いや、言えなくなった。

じゃあ、どうすればいいのか? 

この模索は死ぬまで続くんだろうなと覚悟している。

みんな人間、ただの人?

こんなの、あまりにも理想主義すぎる。でも理想を語らずして何が市民だ? 何が市民活動だ? 何がNPOだ? 何が非営利組織だ? と思う。だからこれからも世界の片隅からどんなに小さくとも、か細くとも、声を発し続ける。声=意見を発しない人に怒りを感じることも多いが、これはもう生まれ持っての性分なのだろうし、その怒りこそがエネルギーだったりする。人(他者)ではない。常に問われているのは自分自身だ。

国立大学法人・京都教育大学が、附属する小中学校から「特別支援学級を廃止する」という方針を伝え聞き、自らも(当然!!!!!)その案に反対する「意見書」なるものを書き、並行してSNS等を通じて「意見をあげてください」と呼びかけた。

現状、全国各地からたくさんの方々から切実なご意見が寄せられ、そのメッセージの熱さに涙する日々だ。僕がもし「嵐」のメンバーだったら一体どうなっていたんだろうと思うほどに。

皆、それぞれに日々を生きることに忙しい。それでも、変え続けようという意識を持たなければ、世界はあっと言う間に腐ってしまう。問題を他人事にしない、その人の体重(心とか魂とか)の乗った言葉はどんなに短くても響く。声の重さは長い短いとか、上手下手ではない。

大雑把に言えば「財政も国の目もとにかく厳しい。苦渋の決断だが致し方ない……」と言うのが大学の言い分なのだろうが、まあ、この「苦渋の決断」の恐ろしいこと。どんな美辞麗句や言い訳を積み上げたところで、これは「お金が厳しければ弱い人から切ります!」と言うのに等しいのであって、国立の、仮にも教育大学が……いや、ホントにもう情けなくって税金返せ!!! ……なんて死んでも言いたくないので、分かりやすく我が税金を直接手渡しに行きたい(数銭???)。これはきっと大事。「見える」ってとても大事。

一方で寄せられる意見に対して「ありがとうございます!」と、お礼を言ってしまう自分にウサン臭さも感じている。他人事ではなく、自分事になった瞬間に意見は生じるのだと思う。ならばなぜ、その意見に対してお礼を伝えるのか? ありがとうございます! という気持ちに嘘はない。でもなんかそれは丁寧なようでいて、上から物申しているようにも感じてしまう。

ああ、面倒臭い!!!

自分に正直でいようと思えば思うほど、正直さの陰に隠れた偽善や欺瞞や優越感に気づく。きっと掃除や洗濯や食事や、植物や猫と過ごす時間が足りていないのだろう。

画像1

ところで面倒臭い人たちによる、<政治のハードルをラジオくらいに下げたい!>ラジオ、『ラジオクライニ』の配信が間もなくスタートします。結局、宣伝かい!! と思われる方もいるかもしれませんが、ここまで書いて僕自身の心はだいぶなだらかになってきましたし、宣伝は宣伝で大事なことだと思うので(*‘ω‘ *)

本日、バタバタと初回の収録を終え、12月25日(金)に配信をスタートします!

画像2

そしてスウィング(Swing)は世界を牛耳る「GAFA」(Google・Amazon・Facebook・Apple)に加わることを勝手に決めました。GAFAって誰かが勝手に言い出したことだと思うし、加わるのも勝手だと思ったからです。GAFASです! 

明日が「嵐」のみんなにとっていい日でありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?