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ショートフィルム『FLOWERS』完成&公開!!

スウィングは28日が仕事納め、京都では先ほどから雪が降りはじめました。

間もなく2020年が終わろうとしています。

コロナ禍。

自分が思っている以上にものすごいエネルギーを使っていて、くったくたになっていることにすら気づいていない、そんな人が多いんじゃないかと想像します。

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もちろんより良い形で発揮されたエネルギーもたくさんあるだろうし、一概には言えないでしょう。

それでもやっぱり、ほとんどある日突然、かつて経験したことのない事態に直面し、直面し続けるって、とんでもなく大変なことに違いありません。

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そんな2020年の終わりに、スウィングから一輪の花を贈ります。

本年10月30日から11月3日まで開催した展覧会『Enjoy! Open!! Swing!!! Vol.7 FLOWERS』

まずはその趣旨文を再掲します。

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花、なんじゃないかなと思いました。

「今」がどんな状況であろうと、普遍的に美しく、

私たちの暮らしに彩りと幸せを与えてくれるものは。

もっとも花にそんな意識はないでしょうからこれは勝手な思い込みかもしれません。

花はただ咲き、やがて枯れる。

でも、だからこそ美しい。

「ホンマの交流」を一貫したテーマとしてきたこの「Enjoy!Open!! Swing!!!」展ですが、

このコロナ禍にあってはじめてリアルな交流を手放し、 作品同士の交流、そこから生まれる未知の、目には見えない交流に思いを馳せることにしました。

そしてこの展示を今だけでなく半永久的に残すことも、

コロナ禍だからこそ思い及んだことなのではないかと思います。

映像作家の片山達貴さんとタッグを組み、展示風景をベースにした映像作品を会期終了後にWEB公開します。

それもほどなく星屑のように限りない数多の映像たちに、

あっと言う間に埋もれてしまうことでしょう。

でも今は想像もつかぬ未来に、ふとした偶然に導かれて、

見も知らぬ誰かがこのお花畑を目にし、笑みを浮かべたり、あるいは涙するかもしれない。

そんな希望ともつかぬ、でも起こり得る絵空事を夢想することが、

不安な今を生きる僕たちに大きな希望を与えてくれます。

束の間、美しい花々が咲き乱れる幸福なお花畑でいっしょに遊びませんか?

Enjoy!Open!! Swing!!!

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そんなわけでショートフィルム『FLOWERS』、完成しました。

監督・撮影・編集は片山達貴さん。

片山さんと出会ったのはコロナ禍直前、今年2月。

その類まれな才能とセンスとユーモアと安定感!!

何よりウマが合い、以後、現在進行形のものも含めて複数の仕事を共にすることになりました。

出演は日下部尚史(NPO法人スウィング)と詩人・上田假奈代さん。

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日下部尚史ことひーちゃんこと偽アンソニー・ホプキンスは、本作が齢50を過ぎての初主演作となります。

……と言っても2作目があるんだかないんだか(たぶんねーな)。

ともかく本家にも勝るとも劣らないことはない、世界の片隅に埋もれ続けてきた名演をご覧ください。

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上田假奈代さんはご多忙の中、「ひと昔まえに短い詩があり 花のことがでてきていたんですが スウィングっぽいなーとおもって そして いまのきもちで つけたしました」と、師走の京都にやって来てくれました(涙)。

まだ撮影前の打ち合わせの折、映像に「詩の朗読を入れたい!」と言ったのは片山さん。

悩む前にマイ脊髄が「上田さんに依頼したい!」と反射的に答えていました。

考えすぎるとモジモジして依頼できなかっただろうから、片山さんのアイデアと我が脊髄に感謝です。

街中での撮影はオール無許可。

京都市内各所にて、ゲリラ的に敢行しました。

やればできる!! ことが結構多い!!

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あの、夢のような展覧会に参加してくださった皆さん、この試みに期待や希望を寄せてくれた皆さん、そして様々に応援してくださった皆さんにあらためて感謝いたします。

およそ9分間の、小さな物語をお楽しみください。

★ショートフィルム 『FLOWERS』(2020.12.30公開)

●出演:日下部尚史(NPO法人スウィング)/上田假奈代

●詩の朗読:Q(NPO法人スウィング)/樽井さわ/蛇谷りえ

●撮影助手:河原絢香(NPO法人スウィング)

●衣装:トモダハツネ(NPO法人スウィング)

●企画・原案:木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング)

●制作:NPO法人スウィング

●監督・撮影・編集:片山達貴


来る年が、どうかお花畑のように幸福なものでありますよう!!!

んなわきゃねーかー!!!

でも、でも、良いお年をお迎えください。


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