中央線が好きだって話
JR中央線が好きだ。
中央線に乗っていると乗客も景色も一駅ずつ少しずつ変化していき、なんとなく東京全体がわかったような気にさせてくれて好きだ。
もちろん電車に乗っているだけでわかることなんてごく一部なのだが、
高尾で降りていく大荷物のおじいちゃんや、
出入り口付近に固まって一駅二駅で降りる付属高校中学の学生、
荻窪阿佐ヶ谷高円寺あたりで呑み直すサラリーマン、
通勤快速に一斉に乗り込む三鷹駅、
高尾から東京までをなん往復もしてるであろう酔潰れた大学生
など、どれもなんとなく見かけることが多く、見かけると自分もその一部になれている感覚がしてホッとする。
夕暮れ、オレンジ色の街を見渡せる中央線
帰りの電車で、申し訳なさそうにネギのはみ出した買い物袋を持ってる人を見かけた。
久しぶりに自炊をしてみることにする。