最近聴いたもの 12/9~12/15

ずっと投稿忘れてた

12/9

・THE YELLOW MONKEY『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』
メジャー1st。完全に『Aladdin Sane』を意識したジャケットから想像される通り、骨太のグラムロック。
『SICKS』の時のような成熟した妖しさや苦悩というよりは、より直情的なロックンロールを鳴らしている。
温かみのある太いギターとベースの音が良い。売れなかったらしいが、押しも押されぬ伝説的バンドの萌芽はある……ような気がする。
「真珠色の革命時代」が好き。

・THE YELLOW MONKEY『EXPERIENCE MOVIE』
2nd。より豪華なロック曲が増した一方、バラード曲の存在感も増している。ヘヴィで豪華なアルバム。
耽美でエロティックな歌詞もあいまって、ネトネトギラギラしている。脂が乗っているというかなんというか。
「審美眼ブギ」「シルクスカーフに帽子のマダム」が好き。

12/10

・THE YELLOW MONKEY『jaguar hard pain』
50年前に死んだ男ジャガーが、現代にタイムスリップした顛末を描くコンセプトアルバム。Ziggy Stardustっぽいと思ったらやっぱり意識してるらしい。
これまたネトネトギラギラしたアルバム。コンセプトアルバムを謳うわりにはそんなにストーリーを感じないような……

・THE YELLOW MONKEY『smile』
売上枚数に伸び悩んでいたTHE YELLOW MONKEYが、起死回生の一手として繰り出したポップ寄りのアルバム。
結果としてこのアルバムが売れ、スターダムへのし上がるきっかけとなったのだが……
その前情報があったからか、「売れに来てる」感がすごい。歌詞のえぐ味も抑えられているし、音も軽くてメロディ重視。
前作までのゴージャスさとはうってかわってスカスカになってしまった感じが否めない。ちょっとさみしい。

12/11

・THE YELLOW MONKEY『FOUR SEASONS』
これまたポップ路線のアルバムだが、前作よりはいくぶんこなれているように感じる。歌も馴染んでいるし、これはこれで…という感じ。聴くほうが慣れただけだろうか?
「太陽が燃えている」「追憶のマーメイド」が好み。

12/12

・THE YELLOW MONKEY『PUNCH DRUNKARD』
7th。これで解散前のオリジナルアルバムは全て聴いたことになる。
一気にリフ主体のハードな曲作りに変わった。洋楽っぽいとも言える。
リズム隊はタイトだしギターもかなり歌う、洋楽の猿真似(THE YELLOW MONKEYだけに)と片付けることはできない良アルバムなのでは。
ツアーは本人たち的には大失敗で、解散するきっかけの一つにもなってしまったらしいが、個人的には好きな一枚。

12/13

・THE YELLOW MONKEY『9999』
再結成後のアルバム。だいたい往年の名バンドの再結成アルバムはイマイチなんだよな……とナメてかかっていたが、
これはめちゃくちゃいい!!イエモン的などこかエスニックなメロディと重たいうねりはそのままに、年を重ねたことによるものか枯れた深みが出てきたように思う。再結成前のアルバムと合わせても上位に食い込む出来ではないだろうか。

12/15


・Bon Iver『i, i』
入った喫茶店でBon Iverが流れていたので、新譜を聴いていないことを思い出した。
余白を活かした音が心地良い。