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初めての面談を思い出してみる

「支援者の、働く心を守る」。
さまざまな支援のケースや、クライエントの方とのコミュニケーション、理不尽な社会や環境の構造。

そんな支援現場の毎日の中で、「働いている私たち支援者自身は、自分で自分の心を守るしかないんだろうか?」と、クエスチョンや不安、気持ちの限界を感じる瞬間をたびたび感じたことが、支援者支援が必要だと思うようになったきっかけの大きな1つです。

信頼できる上司に相談し、同じ法人の話せる職員とピアカウンセリングのように話し合い、時にエンパワメントされイキイキと働けたり、時にどんなに人に話しても解決できない想いを抱えたり。

支援職を続ける限り、この想いから解放されることはないと思います。一方でこのもどかしさが、社会や人の在り様をさまざまと知り、仕事の奥深さややりがいとして自分の大切な要素になっていくことも、実感しているのです。

必要以上に自分が傷つくことなく、この仕事続けることができ、成長していくためには、どのように自分を育てていけばよいのでしょうか。また、どんな環境へのアプローチ、組織や人材開発、法律や現在の福祉の枠組みの変化が必要なのでしょうか。

考えは広がっていくばかりなのですが、まずSreatのテーマである日々の自分に伴走してみることをスタートに、今月のお話も始めたいと思います。

私自身の初めての面談を思い出してみます。もちろん個人情報は伏せる形で、自分の感情を追ってみます。

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