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散歩日記10/2

今朝はとっても爽やかな朝。

今年は随分と暑い日が続いて気象的な記録をいろいろ更新したようでした。

でも気がつくとやっぱり秋、今朝は特に秋らしい快晴の空と颯爽とした軽い空気が肺やら肌やらを吹き抜けるような朝です。


向かうは西の山際の村。

広い田園地帯が目前に広がる典型的な農村風景。

三年連続だったらしい中秋の名月=満月を終えてなお存在感な月が西の山に照っています。



反対を見返すと、東の山が日の出の勢いです。


四方はぐるりと穏やかな風景に包まれて、この村は日の出を正面に受けて、背後は山に守られて、目前は広々と田んぼが広がる、絵に描いたような理想的な立地の村に思えます。


村の畑の脇にコスモスが勢いよくて、日の出まえのしっとりな空気を彩ります。

今年は去年より彼岸花がたくさん咲くような気がするんですが、この畔の群生ぶりがなかなか壮観です。

西の山際が少しずつ照らし出されて、集落の家々に陽が当たる目前。


少し周囲をキョロキョロしているあいだに、いつの間にか朝日に飲み込まれました。


村の朝。

遠くに秋祭りの幟(のぼり)も陽を浴びます。



セイタカアワダチソウがもうすぐ花を咲かせる元気で朝陽に輝いて見えます。
荒地の雑草だけどね。

朝陽のオレンジがかった明るい光が村に生気を与えていくようで、畑の小さな柿の木三兄弟もそっと力強い。


大きな家の大きな金木犀も輝か。

まだ花はつきません。

ワイルドに育った柿の実、縦長の品種のようです。
なんて柿だろう?


10月は秋祭りの季節。

コロナ禍で四年ぶりとなる開催で、あちこちの村、神社で祭りの幟があがります。


山際の集落のいちばん奥にはお寺。

立派な松も元気に朝陽を浴びる感じ。


朝陽のおかげでなんでもがドラマティックに見えてくる。

こちらの墓の墓(と勝手に呼んでる)が見事に美しい。



それにしても、この朝陽の視覚的な効果のせいばかりでなく、その陽を浴びやすい立地のおかげか村の植物やら何やらが皆少し元気に思えます。

↓カボチャの葉も花もたいへん立派に育ってます。


広々した農地はもちろんだけど、背後に山を持つということは、山の恵みも色々あって、中でも水はいつも絶えない印象。

今年の8月はほとんど雨の降らずたいへん暑い夏になったけど、山際では水は絶えず流れている様子でした。不思議なほどに滔々と流れる山際さえありました。


暮らしやすそうだなって思います美しい朝陽の畑。

つい最近、これがホウキの材料になるって知って、一層かわいく思えてしまうコキアにも清々しい朝。


帰り道にもう一度、畦の彼岸花。


畦のアジサイも生き生き。


稲刈り後のひこばえがもう一度穂をつけるほどに成長中。

もう一回収穫できるんじゃないの?と思ってしまうけど、そこまではもちろん育たないようす。

ひこばえの田んぼも徐々に耕し直されるようです。


朝陽のおかげで今日はすっかり清々しい散歩でした。

また次回。

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