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家庭内展示風景

実はマムシの咬傷以来まだ右手の痛みが取れなかったり、単純に暑くて怠けモードだったりで、制作があまり進まないので、ちょっと整理作業をしたりして、制作再会のモチベーションアップのため、ダラダラしている。(言い訳)


家では乾燥がてら、たくさん飾っているんだが、それを見てると、ちょっといい感じに思えたり、やっぱりだめだと思ったり、制作中の気分とは違った気分で絵を眺めることができる。

油彩だと特によくあることだが、写真画像で見るのと、実物で見るのとで、だいぶ印象が違ってくる。

油彩というのは陰影表現が特に得意な画材だけあって、キャンバスに当たる光の加減で見え方も違ったりするし、ミクロな質感もその陰影表現に貢献する分、写真に撮ると別物になることもよくある。

だからというか、こうして画像で見てみても、実際この絵たちが良いのか
どうかなどもよくわからない場合も多い。

だから「実物を見てくれ」という気分にならなくもないのだが、どんな名画であっても、ほとんどの場合、実物を見る機会ってあまりない。

実物を見ることって貴重だね。





身体だってそうだ。

昔みたいな人力要素は文明進歩でどんどんなくなっていく。

それで体が鈍ったように思うこともあるし、いっそ、もう筋肉も必要ないかもなと思ったり。

アバターで全て済ませば、部屋から出ない引きこもりでも生きていける世界、すでにそう遠くない。


実物世界でそれを眺めると侘しいような、廃墟を見るような気持ちになるかもしれないと思う。

しかし、それに比べ、きっとアバター世界からすれば、未だ実存に頼ろうとする現実世界こそ哀れに見えるのかもしれない。

そう考えると、絵の制作も止まり気味、、、とはならないのがしかし不思議。

今制作が止まっているのは、ただなんだか怠いだけだ。

その暑さもアバター世界には存在しないんだが。


しかしもしも、その怠い感じが大事で必要で、アバター世界に怠いほどの暑さを再現するようになったりして、、、そうならない保証もない。


文明批判とかでは全くなく、絵(実存)を描いているといつもぶつかる”現実”問題です。

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