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陶器の家の火事_煌めきの灯台

見渡す限りの雲海が、ミルク色にところどころで煌めいている。

遠くは霞んで見えないが、それでもほのかに煌めきが点滅しているのはわかる。

それらは雲海の中での、小さな煌めきだ。

密集していたり、ぽつりぽつりと散らばっていたり。

煌めきは、銀河の星空のようにカオスにして渦巻いている。

その一つ一つは灯台である。

位置を知らしめす煌めきの標識だ。

見渡す限りの光の標識を一望にして、知らしめす煌めきの照らす先は、天上に向けて一直線に結び合っている。

知らしめす方角はひとつ。

その先に、やがて灼熱の陽の星が合流する。




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