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ネーミング&ブランディング

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ネーミングとブランディングに関する記事をまとめてあります。
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記事一覧

ネーミング作成事例「ほんとうの話し上手」

ネーミング作成の醍醐味は自分が作ったネーミングを気に入ってもらえること、使い続けてもらえることだ。 そういう意味では話し方コーチの喜多村明子さんに作った「ほんとうの話し上手」は成功例の一つだと思っている。SNS投稿の冒頭に必ず添えてくれているからね。 ネーミング作成のポイントは「伝えるべき内容」と「言葉」とのズレを修正すること僕がネーミング作成で一番注意する点は、「伝えるべき内容」と「言葉」とのズレを修正することだ。言葉のチョイスを間違えれば伝えたい内容は伝わらない。間違っ

あなたは「刷新感」という言葉に不自然さを感じられるか?

いくら本音を隠しても、言葉の感覚が鋭敏な人にはすぐわかる。言葉の端々にその人の心のうちがにじみ出るから。 「刷新感」。この聞き慣れない言葉からは今の自民党の本音が透けて見えるようだ。 テキスト職人の流行語分析「刷新感」先日の「コバホーク」に続いて今回も政治ジャンルから。 「刷新感」 自民党総裁選の盛り上がり?とともによく見かけるようになったこの言葉。「(新総裁で)刷新感を出したい」とか、「コバホークでは刷新感が足りない」のように使われる。 あなたは、この「刷新感」とい

ネーミング分析:次期総裁候補?小林鷹之氏のニックネーム「コバホーク」!

岸田ショック後、次期自民党総裁候補として浮上した話題の人・小林鷹之氏。彼のニックネームが「コバホーク」。名付けた人は知らないけれど、ネーミングとして秀逸です。 テキスト職人がネーミングの視点から分析します。 テキスト職人のネーミング分析「コバホーク」テキスト職人からがネーミングの視点から「コバホーク」を分析。「コバホーク」のネーミングのポイントは以下のとおり。 小林の「コバ」に、鷹之の鷹=「ホーク(Hawk)」で「コバホーク」。聞けば、ナルホド!とうなずいてしまう説得力と

街で見かけたネーミングを勝手気ままにあれこれ論評 #2

エントリーNo.4「みるくのえん」酪農マルシェ「みるくのえん」。 森永乳業が展開する新規事業。6次産業化に取り組んでいる酪農家が加工・販売しているこだわりの乳製品(ヨーグルトやチーズなど)を集め、移動販売車で販売代行するサービス。 「みるくのえん」の「みるく」が生乳・乳製品を表しているのは一目瞭然。「えん」は「縁」と「円」。 「みるくの縁」は生乳を介して結びつく、生産者・販売者・購入者の縁を生み出したいという思い 「みるくの円」は生乳を中心とする円を広げていきたいと

街で見かけたネーミングを勝手きままににあれこれ論評 #1

エントリーNo.1「おかしばっかし」https://twitter.com/cbhyg/status/1789782697499357493 「おかしばっかし」。 近所に開店したお菓子屋さんとのこと。 「お菓子が沢山あるよ!」。これをアピールしたい時にどういう店名にしたらそれが伝わるか?ここが考えどころです。 「おかしがいっぱい」(まんまやん…) 「おかしの国」(ありそう。めっちゃありそう) 「おかしまみれ」(「ねこまみれ」ってあるよね) こんなのは思いつきそ

ネーミングはラップのように韻を踏め

ネーミングでドツボにハマっている人へたかだかネーミングくらいで悩まないの。「言語化」なんて、小難しく考えなくていいの。真面目に考えすぎ。 まずは言葉に触れてみる。言葉で遊んでみればいい。 ことばはともだち。こわくないよ。 ダジャレがネーミングのヒントになる大凡一ヶ月前、4月1日はエイプリルフールだった。最近は企業も洒落っ気が出てきて、くすっと笑ってしまうような「嘘」を披露してくれる。 いくつか挙げてみよう。 マクドナルドの「マックの内弁当」販売決定 日本郵政は「

「伝え方が9割」佐々木圭一さんの極意。「クロスポイント」を見つける

動画にはない「コトバ」の力動画は気楽に視ることができる。 でも、文章を読むのは面倒だ。 楽しくはない。 直感的にイメージできるものでもない。 その場で役立つものでもないかもしれない。 それでも…。 文章には、「コトバ」には、動画にはない力がある。 噛みしめれば味わい深く、 表面的な理解にとどまらない、本質的な理解を得られ、 漢方薬のように徐々に身体の中に浸透する。 一過性の楽しさではなく、読んだ人に行動を促す力がある。 もっと、「コトバ」の力を信じてみようよ。

「美容の経営プラン」にヤマダの執筆記事が掲載されました!

弁理士/ネーミングプロデューサーのヤマダです。 女性モード社「美容の経営プラン(2021年12月号)」が発売されました。 今月号にはヤマダが執筆した記事も掲載されています! ■「美容の経営プラン」。今月号の特集は「店頭販売」「美容の経営プラン」は「最強の美容室を作る経営誌」を標榜する美容室の経営者様向けの雑誌です。 今月の特集は「最強の店販」。 「店販」は業界用語でシャンプー・トリートメント等のヘアケア商品や美容商品を美容室で販売すること。これからボーナスやクリスマス

ウルトラマンオタクの情報源はなんと●●だった!

弁理士/ネーミングプロデューサーのヤマダです。 日々のヤマダの活動や体験の中から皆さんにも役立ちそうなネタ、「ほほぅ!」と思ってもらえそうなネタを紹介します。 今日のネタは、ビジネスにも役立つ、ぜひとも真似したいウルトラマンオタクの情報収集術です。 ■ウルトラマンオタクの情報収集術ウルトラマンオタクのタロウさん。 ウルトラマン情報を配信するチャンネル「ウルトラのでんぱ」を運営するYoutuberです。 タロウさんは番組情報が解禁される前に新作のタイトルが「ウルトラマン

FacebookからMetaへ。会社の名称を変更する意味

弁理士/ネーミングプロデューサーのヤマダです。 日々のヤマダの活動や体験の中から皆さんにも役立ちそうなネタ、「ほほぅ!」と思ってもらえそうなネタを紹介します。 今日のネタはFacebookの会社名変更です。 ■Facebookが会社名をMetaに変更Facebookが会社名をMetaに変更しましたね。 Facebookの新社名は「Meta」に メタバースに注力|ITmedia NEWS ■社名変更は企業のリブランディング 社名変更は企業のリブランディング(企業ブラ

ビジネス系専門誌「近代セールス」にネーミングに関する記事を寄稿しました

弁理士/ネーミングプロデューサーのヤマダです。 日々のヤマダの活動や体験の中から皆さんにも役立ちそうなネタ、「ほほぅ!」と思ってもらえそうなネタを紹介します。 今日は報告です。ヤマダの執筆した記事がビジネス系専門誌に掲載されました! ■記事タイトルは「商品名が価値・売上を高める!取引先に実践したいネーミング支援」 ヤマダの記事が掲載されたのは、「近代セールス」2021年11月1日号。「商品名が価値・売上を高める!取引先に実践したいネーミング支援」という4ページの特集記事

「紙カミソリ」ってネーミングはどうなのよ?

弁理士/ネーミングアドバイザーのヤマダです。 日々報道されるニュースの中から皆さんのビジネスに役立つネタ、知的財産に興味を持ってもらえそうなネタを紹介します。 今日のネタは、紙製のカミソリ「紙カミソリ」です。 ■ 貝印の紙製カミソリ「紙カミソリ」について貝印の紙製カミソリ「紙カミソリ」の販売が好調のようです。 刃以外は全て紙 発売即完売、貝印の折り紙式カミソリ|NIKKEI STYLE 脱プラスチックを目指し、カミソリの刃以外の部分を紙で作ったカミソリです。 カミ

ネーミングはミステリアスに

弁理士/ネーミングアドバイザーのヤマダです。 ネーミングは分かりやすい方が良い。それも一理あります。 でも、私は「ミステリアスなネーミング」を付けた方が認知度を上げる効果が高いと考えています。 ■ 多くの人がネーミングで失敗する理由多くの人がネーミングで失敗するのは、分かり易くしようとして商品内容を説明するにすぎないネーミングにしてしまうからです。 ネーミングの役割は商品内容を正確に伝えることではありません。 そのネーミングを見聞きした人の注意関心を惹き付けることです

ブランドづくりはネーミングから始まる

弁理士/ネーミングアドバイザーのヤマダです。 日々報道されるニュースや実際にあった相談の中から、皆さんのビジネスに役立つネタ、知的財産に興味を持ってもらえそうなネタを紹介します。 今日のネタは、「ブランドづくり」です。 ■ ブランドづくりはネーミングから始める 皆さんはブランドづくりをどこから始めますか? 私は「ネーミングから始めるブランドづくり」を提唱しています。 ネーミング(ブランドの名前)はブランドの方向性を決める指針ともなるもの。 ここを疎かにしていてはブラ