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地方自治と所沢市

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市議会を中心に所沢市をウォッチしています。
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記事一覧

エミテラス所沢の内覧会に行ってきた

 所沢駅西口に9月24日にオープンする複合商業施設「エミテラス所沢」。私はその近隣(東住吉)住民ということで、自宅のポストに内覧会の招待状的なものが入っていた。せっかくの機会ということで、昨日=19日に覗いてきた。  既にメディア向けの内覧会が18日に行われており、各所に記事が上がっているので(所沢なびさんの記事がオススメである)、俯瞰的な内容はそちらにお任せするとして、私は個人的に気になったお店などをピックアップする。 サミット(1階北) 東住吉で生鮮食品を買うとなると

所沢市議会 2024年9月定例会 傍聴録 (9月13日)

 議場に足を運べなかったので、15時15分以降の本会議をライブ中継で見ていた。「傍聴席」さんによれば、議場では《午前9時開始時傍聴者は、25名程度、午前9時半ごろ休憩に入った後の傍聴者は35名程度》だったとのことで、普段より注目が集まった議会であったようだ。  まず、島田議員に対して他の議員から質疑が行われた。質疑のやりとりや討論(後述)の内容から推測するに、島田議員他2名が提出した議案第92号の修正案に対する質疑のようであり、またその修正内容は先日の私の記事における主張と

所沢市まちづくりセンター設置条例(案)第7条第2号を追う

 例によって9月13日(金)の本会議に間に合わせるつもりで書いているので、記事のクオリティについてはご容赦いただきたい。  この記事で話題にする「所沢市まちづくりセンター設置条例(案)」(以下「まちセン設置条例(案)」または単に「条例(案)」という。)は、現在開催されている所沢市議会2024年9月定例会に上程されている議案第92号「所沢市まちづくりセンター設置条例制定について」にて新たに制定が提案されている条例案だ。この案には旧条例と比較して、市の公民館やまちづくりセンター

所沢市議会 2024年6月定例会 傍聴録 (6月19日)

 6月19日(水)は一般質問3日目。時間の都合もあって、朝イチの荻野議員だけネット中継で聴いた。地方自治法の指示権拡大、国政選挙等における各政党との距離感、中核市移行に絡めた包括外部監査など、地方自治ど真ん中の質問がありがたかった。  特に指示権拡大については、市長からも真っ当な答弁が聴けてよかった。また、遅ればせながら、大野知事も5月21日の記者会見で言及していることを知った。地方自治体の長は地方自治にまっすぐであってほしいと改めて思う。  ところで、荻野議員の質問が始

所沢市議会 2024年6月定例会 傍聴録+α (6月7日)

 6月7日(金)の日程は四常任委員会審査と予算常任委員会審査。私は日々の諸々を早めに切り上げて市役所へ傍聴に向かった。  この日の目当ては予算常任委員会での「ふるさと応援寄付推進事業」の審査。到着は15時50分ごろで、まだ当該事業の審査は行われておらず、無駄足にならずに済んだ。  とはいえ、当該事業に対する質疑では、それほどクリティカルなものはなかったように思う。当該事業については賛成意見も反対意見もなく、採決では予算案は挙手多数で可決すべきものとなった。散会は16時55

所沢市議会 2024年6月定例会 傍聴録 (6月3日)

 所沢市議会2024年6月定例会は6月3日から21日までの19日間で開催。初日の3日(月)は議案の提出や説明などが行われた。私はライブ中継をラジオ的に聴いた。  この日は執行部部長職などの挨拶、閉会中審査の常任委員長報告、議員表彰(秋田議員25年、矢作議員20年)、委員会所属の変更、議長選挙などが行われた。議員選挙については、島田議長と福原副議長がその職務を辞し、新たな議長として松本議員、副議長として石本議員が選ばれた。この選挙の際には志願者による所信表明が行われた。これは

所沢市議会 2024年第2回臨時会 傍聴録 (4月24日)

 会期は今日1日限り。私は、午前はライブ中継をラジオ的に聴いていたが、午後は聴く時間を取れなかった。  議案は第54号から第56号までの3件。うち2件は税条例改正の専決処分で、残り1件は補正予算。審議結果としてはいずれも全会一致で承諾または可決された。  私が一番気になっていたのは税条例改正の専決処分の質疑だったのだが、質疑は午後からだったので残念ながら聴けていない。所沢市議会は2025年5月1日からの通年会期制の導入に向けて動いていて、導入後の専決処分事項の指定には「会

所沢市議会の会派制度を点検する

前置き所沢市議会の会派再編 (2024年4月1日)  先日、所沢市サイトの新着ニュースに、所沢市議会の会派構成等の変更に関する発表があった。石本、末吉議員の会派は単に名称が変わっただけだが、赤川、長岡議員は新会派を結成し、また斉藤(か)、神戸議員は既存会派に合流する形となった。  少し調べて見ると、2024年3月21日に開催された広報公聴委員会の会議録に次のような記載があった。要は、これまでは所沢市議会で運用してきた、いわゆる一人会派をなくし、無会派(言葉を選ばずに言い

所沢市議会 2024年3月定例会 傍聴録 (3月26日・27日)

 3月26日は3月定例会の最終日で、予定されていた日程としては亀山、花岡、矢作議員の一般質問、市長追加提出議案4件(うち補正予算2件、人事案件2件)の審議、議員提出議案1件の審議などであった。  私は夕方から市役所に向かったところ、議案第52号=中村副市長再任の人事案件を審査する総務経済常任委員会が開かれており、16時50分頃から傍聴した。委員会では大石副委員長と石本委員が市長、副市長、および総務部長に対して質疑をしていた。ほとんどは市長に対する質疑だったが、人事案件でその

所沢市議会 2024年3月定例会 傍聴録 (3月21日)

 3月21日は一般質問の三日目で、青木、大石、川辺、大舘、入沢、中議員(質問順)が質問した。私は青木議員と大石議員の質問まで、ライブ中継でラジオ的に聴いていた。  青木議員は大きく4つのテーマで質問。税収増加策に関する市長への質問は、各質問内容に対する答弁者のチョイスが巧みだと感じた。この辺の話題は当然の質問だと思うので、議会でさらなる舌戦が繰り広げられて欲しいところ。  大石議員は大きく6つのテーマで質問。伝統的建造物整備活用については、いつものことながら、保全とのバラ

所沢市議会 2024年3月定例会 傍聴録 (3月18日)

 3月18日は一般質問の一日目で、末吉、斉藤(か)、石本、赤川、荻野、松本議員(質問順)が質問した。私は石本議員の途中から、ライブ中継でラジオ的に聴いていた。  石本議員と赤川議員は質問を大きく4~5のテーマでくくり、また担当部長などだけでなく市長にも問い質すスタイル。市長就任からまだ半年かつ3月議会ということもあり、これからの施政方針を明らかにする姿勢で挑んだ形か。  荻野議員は11のテーマで幅広く質問。「コミュニティフリッジ」という概念は、私は初めて知ったので勉強にな

所沢市議会2024年3月定例会傍聴録 (3月14日)

 時間を作って議場へ傍聴に向かった。私以外の傍聴者は3名だった。3月14日の9時からは常任委員長報告・質疑が行われ、午後は13時10分から討論、採決が行われた。年度初めの定例会ということもあってか討論は活発で、花岡、斉藤(か)、長岡、荻野、前田議員(討論順)が討論を行った。採決では議案47件および諮問2件はいずれも常任委員長報告のように賛成多数または全会一致で可決された。また、議案第8号(令和6年度所沢市一般会計予算)については付帯決議が付けられた。常任委員会の模様や付帯決議

所沢市教育委員会委員定数条例の廃止案を追う

 明日から行われる委員会審査までに間に合わせたい気持ちで急いで書いているので、内容にムラが多いのはご容赦いただきたい。また、おそらく近日中に公開されるであろう市教育委員会会議1月定例会 (掲載予定ページ) の会議録もあわせて見るとベターだろう。〔追記(2月29日)〕1月定例会の会議録がこちらのページに公開された。掲載ページの URL が不安定に見えるので、もしリンク切れになった場合は教育委員会会議のページから「教育委員会会議録(令和5年度)」をたどっていただきたい。〔追記ここ

所沢市議会2024年3月定例会傍聴録 (2月28日)

 市役所に急ぎの用事があったこともあって、午前中に時間を作って傍聴に向かった。私以外の傍聴者は1名だった。2月28日の9時からは昨日に引き続き議案質疑が行われ、小林、赤川、長岡議員(質疑順)が質疑した。その後、議案は委員会に付託され、散会した(10時15分ごろだったように思う)。  会期予定によれば、明日からは委員会の審査が行われ、次の本会議は3月14日の9時から。委員会はライブ中継で傍聴できないのが難点なんだよなあ、と常々思っている。