見出し画像

お別れが教えてくれること

先週、数年間ずっとリビングに飾ってある大切な置物が急に気に入らなくなった。
それは私が昔勤めていた職場の思い出のものでもあり、大切にしていたものだ。
何かあったわけではないのでそんな自分に驚いた。
そろそろリビングの飾りを変えようかな、飽きてきたから処分する方法を考えようかななどと少しずつではなく、急激に捨てたくなった。
うーん、何なのだ。
もしも暑さによるストレスなら、他の物もいらなくなるはずだ。

そして今日、整体へ行ったのだが、数年お世話になっているセラピストさんにお店を辞めることを告げられた。
優しいけれど落ち着いていて施術もとても上手い方だった。
残念である。
そのセラピストさんがいないのならもう違うところへ通おうと思うくらいショックだったが、すぐに仕方ない、辞める原因は本人にしか分からないのだからと思った。

そして、ふと思い出の品の件を思い出した。
急に不要に思えてしまった大切だった物も、もうお会いすることができない方もお別れという意味では同じだと思った。

何かあるのか、ないのか。
どちらにもお世話になった感謝をきちんと伝えようと思う。


ロイホのランチ