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191. 地域の中にも自分のスペースを作る

道がないところで道に迷うなんて、
ドジの天才だな!

映画ドラえもん のび太のアラビアンナイト

のび太に負けず劣らず、

まるで、行きたい場所に結界がはってあるかのごとく、

なぜかぐるぐるさせられ、
目指すところに辿り着けないほどの方向音痴なのですが、

時々はいいことがあって、

例えば、
すごく雰囲気のいいカフェを見つけられることがあります。


木でできた、重たくて可愛い扉を開けると、

細長い廊下の奥に、急に天井が高くなった
心地よい空間が広がっていて、

まあまあ広い店内にも関わらず、なんと満席。


外の細い脇道からは想像できないほど、
たくさんの人で賑わっていて、びっくり。

後で知ったのですが、
知る人ぞ知る、人気の隠れ家的なカフェなんだそうです。


ゆっくりと美味しいコーヒーとシフォンケーキで、
まったりくつろぎながら、執筆もはかどることこの上なく、
いい時を過ごしました。

(ええと、私はどこを目指していたんだっけ…)


家を快適にしたい。
ホテルライクに、カフェのように。

そういうご要望をいただくことがあります。

動画の影響なのか、
家をカフェのように、ホテルのようにしたいという希望は多いです。


いつか使うオシャレなコーヒーカップ、
美味しいコーヒー豆、
作りたいお菓子のレシピ。


私も食器が好きなので、カップにこだわったり、
集めたりする気持ちはよくわかりますが、

使われないモノたちの中で、

「これはいつか飲むコーヒー豆です
(でもまだグラインダーがないんですよね)」

「頂き物のおいしいコーヒーの粉です
 (コーヒーメーカーがまだないんですけど)」

「いつか使うカップのソーサーです」

「ソファーを置けるようになったら、ゆっくり座って、
 カフェみたいにして使うカップです」

という説明をされると、

自宅で「カフェ」を再現するのも
「ホテルライク」を再現するのも、

なかなか、ハードルが高いものだと痛感します^^;


ハードルは高いですが、
実現不可という訳ではありませんので、もちろん尽力しますが、


コーヒー豆の賞味期限が切れていたり、
今はまだソファーが置けない家にお住まいだったり、

「いつか」が
「かなり先のいつか」
になっている場合は、

どうしても、
いつか使うモノが家の中で幅をきかせてしまうようになります。



家を快適にしたい。
ホテルライクに、カフェのように。


そう思って、自分の家の生活感をなくすことも、
家電にこだわって、食器にこだわって、頑張るのも一つの方法ですが、

街中に、お気に入りのカフェを見つけて、
自分だけのスペースを作るという方法もあります。


誰もが知っている、
当たり前のことのようですが、

叶えようとして、物が断片的にあつまり、
なかなか実現しないまま、モノだけが増えていたら、

例えばもし、コーヒー豆の賞味期限が切れてしまっていたら、


街中に、お気に入りのカフェを見つけて、
自分だけのスペースを作る


方向に、舵を切り替えてみてください。


何時間も居座るのは、さすがにマナー違反だと思いますが、

美味しいお茶とお菓子代で、
1時間だけでも素敵な空間で、過ごすことができて、
リフレッシュできるのは大きなメリットがあると思います。


何より、何もかも、
家の中だけで、理想の暮らしを実現しようとしなくてもいいと、
私は思っています。


食器の管理も、
美味しいコーヒーメーカーのメンテナンスも、
美味しいケーキもプロにお任せ。

ただひと時を楽しむ。


この一杯から広がる
心かよわせる瞬間
それぞれのコミュニティとともにー

人と人とのつながりが生みだす
無限の可能性を信じ、育みます

スターバックス   OUR MISSION  私たちがここにいる理由


ここまで会社の存在意義を明確に言語化されると、
なぜ、スタバが人気なのか、よくわかります。

大事なのは、
コーヒーの値段ではなく、
人が本能的に何を求めているのかを知り、会社の存在意義として定義する。

コーヒーそのものではなく、コーヒーを通して、
居心地の良い空間を提供している。

その場所にいる、等価交換としての価格。


プロ仕様の家電を
クーポンやお買い物マラソンで
安く買おうとするのも悪いことではありませんし、

日曜日にキッチンリセットで、プロ顔負けのマシンを
メンテナンスすることもダメではないですし、素敵だと思いますが、


ただ、休みの前はぐっすり眠って、もしくは飲むだけ飲んで、
翌日は、好きな時間に起きて、

お腹がすいたら、
ふらふらっと美味しいコーヒーとお茶受けを、
ただただ楽しむ時間を「買う」ことも一つの手です。


Fill you cup with joy. Rewards are here.
心を歓びで満たそう。ご褒美はここに。


一杯の単価をお店より安くしようとしなくても、
何でもかんでも家で叶えようとしなくても、

「誰かに入れてもらう」美味しさを心ゆくまで楽しんでください。

ちなみに、前出の隠れ家カフェですが、
シフォンケーキが絶品です。

都内にお住まいでしたら、是非足を運んでみてください。

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