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自分の「好き」を信じる

こんにちは、えんじぇるです。
hey Advent Calendar 24日目の記事として、自分の「好き」を大事にしていいんだ!と思った話をします。

自分の持っているものでやっていく

2021年10月、文京区白山にある籠のギャラリー gallery KEIANで開催された、インテリア・スタイリスト 津田晴美さんのお話会に参加しました。

津田晴美さんは、1950年生まれ。一流のスタイリストとして何十年も活躍し続けています。今も現役で、東京から熊本に移住されたのでお話会はSkype越しだったけど、画面越しでもパワーを感じました。

私が津田さんを知ったのは、ファッションジャーナリスト光野桃さんの著書『私のスタイルを探して』(1995年)で津田さんのエピソードが書かれていたことから。そこから津田さんの本を何冊も読み漁り、今も繰り返し読んでいるほどのお気に入りなのが『旅好き、もの好き、暮らし好き』(1997年)です。

この本は津田さんが旅を通して見つけた自分のスタイルをつづっています。読むと私もいっしょに旅をしているような気持ちになれて楽しいし、本の中で繰り返し語られているメッセージが心に響きます。それは自分の「好き」を大切にするということ。

何度もいうが、「好き」はものごとの出発点だ。なぜ自分はこれが「好き」なのだろうと考えて分析して具体的にしていくことが人間的な行為なのだと思う。自分の「好き」を具体的にしたり理論立てたりすることは、ものを作る行為の始まりだと思う。不断の「好き」が実を結んで初めて、生活のなかに自分のスタイルを実感できるのではないかしら。

『旅好き、もの好き、暮らし好き』(1997年)津田晴美

引用箇所には「生活のなか」とありますが、それは暮らしだけではなく、仕事においてもそうなのだと、お話会で感じました。

津田さんはお話会の中で、「熊本に移住されてからの生活はどうですか?」という質問に対して、「東京にいても、熊本にいても、世界中どこにいっても、私ができることは変わらない。自分の持っているものでやっていくしかない」と仰っていました。津田さんの中に蓄積されているさまざまな「好き」ー風景、映画、写真などーが表現する上でのインスピレーションとなっていて、それを仕事で発揮するために場所は関係ないということなのだと解釈しました。

何が「好き」なのか、自分にとっていいのかを問い続けた先にあるものが、その人らしさ=スタイルになるんだと思います。自分にとって心地良いもの、グッとくるもの、好きだと思うものをキャッチして、分析して、吸収しないと、自分のスタイルは築けなさそうです。

自分の「好き」を信じる

でも、自分の「好き」を信じるってちょっと怖いところもありませんか。どうしても周りの目を気にして、どう思われるのだろう、自分は変わっている
のではないか、など、不安になってしまいます。

漫画『ブルーピリオド』でも主人公の八虎くんの台詞にこうあります。

私も長らく自信がありませんでした。自分は自分のままでいいのだろうか、自分の好きを信じていいのだろうかと。

その気持ちに少し変化があったのは、heyに入社して、個性豊かなオーナーさんたちにたくさん出会えたからだと思います。

オーナーのみなさんは、自分の「好き」や「こだわり」のつまったお商売をしています。自分の「好き」や「こだわり」に共感してくれるお客さんがいて、お商売が成り立っています。もちろん大変なことは山ほどあると思いますが、でも「好き」を信じて生きていけることを身を持って証明してくれています。

それに気付いた時、よりheyのミッションが自分の中でしっくりくるものになりました。

heyは、「Just for Fun」をミッションに、こだわりや情熱、たのしみによって駆動される経済の発展を支援しています。

私はオーナーさんたちの生き方が好きだし、尊敬しています。これからもその「好き」を信じ続けられるよう、サポートしていきたいし、サポートできることが喜びです。

「好き」を応援する先にある未来

これを読んで、「好き」や「こだわり」を信じるっていいなと思った方は、ご自身の「好き」や「こだわり」を大事にしてもらいたいし、周りにある「好き」や「こだわり」を応援してもらえると、もっと素敵な社会になるのではないかと思っています。

街が生き物ならお金は血液みたいなもので、俺たちは心臓や血管になっていい街を作るためのいい投資家になることができる。

『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(2020年)ヤマザキOKコンピュータ

私が2021年に読んだ本の中でベスト5に入る1冊が『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(2020年)なのですが、いち生活者として、何にお金を使うべきか、自分の選択を大切にというメッセージがバシバシと伝わってきました。

よく言われるようにお金は応援のひとつの形です。けど、日々の生活では便利さや手軽さを重視してしまいがちなところもあります。果たしてそれでよりよい社会につながるのだろうかと、常に頭の片隅において、自分自身に問いたいなと思います。

はっと気づくと、まるで中身のない物や大して好きでもない物ばかりにお金や時間を使ってしまっていて、本当に好きな物を買う余裕はみるみるなくなり、またもやたきたてマックが潰れちまう。

『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(2020年)ヤマザキOKコンピュータ

「好き」や「こだわり」を支えるために Join us!

heyが提供している STORES プラットフォーム は、「好き」や「こだわり」のつまったお商売を支える一役を担っています。より多くの「好き」や「こだわり」を支えるために、サービスをもっともっと成長させていきたいのですが、まだまだ人が足りません!特にサービス開発の要となるエンジニアを大募集しています。ご自身がエンジニアの方はもちろん、周りのエンジニアの方で転職を考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひheyを選択肢のひとつとして考えていただけると嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!Merry Christmas🎄


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