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テレビのアナウンサーと式典司会者は全然違う。受からなかったら、どうすれば?

こんにちは!アナウンサー試験のプラットホーム・井上智惠です。

私は今、アナウンサーを目指す大学生や社会人に、ノウハウを教えたり、アナウンスの特訓をしたりする中で色々な質問を頂いたり、考えを聞かせて頂いています。

その中で、レッスンでもお伝えしていることをここでも考えていければと思っています。

レッスンで同じ疑問を投げかけてもらっても私自身は全然いいのですが、レッスン時間は貴重ですので、ぜひ自分のアナウンスメント技術を磨く機会にしてほしいと思っています。

さて、きょうは、

なかなかアナウンサー就活が通らないとこういった考えが出てくるといった例です。

「まずはマスコミ以外の企業に就職して、休日にフリーアナウンサーとして活動するのはどうでしょう?」

もしくは

「まずはマスコミ以外の企業で働きながら、仮面就活浪人のような形で社会人でも受けられるアナウンサー試験の受けるのはどうでしょう?」

という考えです。

もちろん、本気で就活を行った結果、(以前から何度も言っていますが、自分以外の就活に詳しい大人に「これだけやって何で受からないんだろう…」と言わせるぐらい本気で行った結果)

受からなかったら、この2つの選択も良いと思います。

しかし、私がお勧めしたいのは、

2つめの

「マスコミ以外の企業で働きながら、仮面就活浪人のような形で社会人でも受けられるアナウンサー試験の受ける。」という選択です。

なぜかと言いますと、1つ目の「企業で働きながら休日だけフリーアナウンサーをする」…ということは、いわゆる放送局とは違う業務しかできません。

休日だけできるアナウンサーと言える仕事は、

・結婚式の司会 ・イベントの司会 などです。

でもこれって、アナウンサーというより司会者です。

もちろんプロ司会者として頑張っている方で素晴らしい方を知っていますし、否定はしませんが、

いわゆるテレビのアナウンサーとは全く異なった土俵になります。

同じ声を使う仕事と思うかもしれませんが、全く別物なのです。

例えば、式典や結婚式などの司会の場合、

多くの場所で、とても丁寧な言葉を使います。

「〇〇と存じます。」「賜ります。」など、他にも沢山ありますが、かしこまった雰囲気のイベントも多く、こういった表現を使います。とくに今はコロナ禍でラフなイベント司会が少ないですから、司会と言えば、どうしても今行わなければならない企業の式典や結婚式などの改まったものが多いです。

こういった、丁寧な言葉の表現はテレビのアナウンサーはしません。放送では、敬語ではあるのですが、もっと親しみやすい言葉・雰囲気づくりが求められます。

実際、大学卒業後の私が局で働き始めた時でさえ「もっとフランクな言葉を使うように…」と指導してもらったものです。

一度司会業に行ってしまうと、テレビ局で働くときにかなり大変になります。面接でもそういった司会者らしい敬語や雰囲気が出てしまい、今後受けようと思っても受かりにくくなることが想定されます。

ですから、今ご自分が憧れているものが

「テレビに出演するアナウンサー・キャスター・リポーター」なのであれば、司会者路線に踏み入るのはお勧めしません。

司会業を極めていきたい前向きな気持ちが出てきたならばそちらの道を否定しませんが、テレビに出演しているアナウンサーを見て、少しでも「いいなー」と思ってしまうようなことがあれば、すぐに止めるべきです。今後心の中でずっと小さな後悔が続きます。(これはアナウンサー就職を諦めた私の友達が言っていました。)

一方、頑張ったけど受からなかった時にお勧めしたい「マスコミ以外の企業で働きながら、仮面就活浪人のような形で社会人でも受けられるアナウンサー試験の受ける。」という形で試験に受かって人は今まで大勢います。

実際に私が教えている社会人の中でも、過去に受かった生徒さん、今受かりそうな生徒さんがいます。

今回は、テレビアナウンサー式典アナウンサーは全く別物ということ。

式典司会者の色に染まると、なかなか受かりずらくなることもある…ということを、お伝えしました。

ぜひ心の隅に置いておいてください!

選択は途中で変更できます。何か心配なことがあればご相談ください。


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