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未来を決めて現実を変えていく(前編)

なんだか大袈裟なタイトルになってしまったけれど、望む未来(ゴールとも言える) を設定して、現実が変わったおはなし。

前回の記事でも書いたけれど、我が家は全員猫好き(動物全般好きだけれど飼うなら断然猫派) 。ただ長年猫を飼うことがなかった。

理由はいくつかあるが、主なものは私の酷いアレルギーにあった。猫だけでなく動物全般、そして白樺をはじめとしてあらゆる草類にもアレルギーがあることが10年近く前の血液検査で判明した。
一方、娘と夫は特にアレルギーなし。
仕方がないとはいえ、ちょっと肩身が狭かった。

それでも日本にいた頃は花粉症にはなっていなかった。スウェーデンに引っ越してきて数年後、気づいたら花粉症になっていた。その症状は年々増していき、特に白樺に対する反応が酷い。

日中も咳が出ていたけれど、夜になると咳き込むのが止まらずまともに眠れない。
ウトウト寝落ちそうになったら咳き込んで目覚めるの繰り返しで、毎年白樺の花粉が舞う期間は寝不足と咳き込み続けることによって体力が奪われ、ゾンビのような状態で仕事に行っていた。

当然病院にも行った。花粉症だね、ということでアレルギー用の錠剤と強い咳止め、吸引式ネブライザーを処方される。この咳止めは服用後は運転禁止のもので若干頭が朦朧とする。更にゾンビ度が増してまともに仕事ができないし、肝心の咳の出がほとんど変わらないという…… 服用すると明らかにマイナス面の方が多い薬だった。

そしてアレルギーの錠剤はあらゆる花粉が飛び始める前に飲み始めなさいという医師の指示のもと、毎年2月から雪が降り始める11月頃までず~っと服用していることになる。(草類のアレルギーは秋にくるので)

で、さすがの私も約9ヶ月も薬を飲み続けないといけない状態っておかしいでしょ、と気づく。(←遅い💦)

そんな時にパンデミックとなり自分の時間ができ、薬を用いないで花粉症を治す方法をじっくりと調べることができた。

調べていくうちに、大雑把にだけれど….

「花粉症は花粉だけの問題ではなく、既に体内に不要なものが沢山溜まってしまっていて、アレルギー反応はそれらを体外に排出するために起こっているもの。それらを減らすことができれば、花粉症は治る。」という話を読み、これだと感じた。と同時に、ということは体内の不要物を減らすことによって花粉症のみならず、動物アレルギーも治るってことだなという確信もうまれた。

そこからは食生活改善と軽い運動の習慣化といった地道な行動を起こすことと平行して、未来/ゴールを自分のなかでしっかりと設定。"治ったらいいな~" ではなく、"自分はアレルギーをなくす" という決意をまずして、そのうえで朝目覚めたときや眠る前に加えて、日常の隙間時間に意識してイメージするようにしていた。

イメージの内容は、日光を浴びながら白樺だらけの森を気持ちよく散歩しているところ、芝生でピクニックしているところ、ゴロゴロと音を鳴らして気持ち良さそうな猫を撫でながら一緒に日向ぼっこをしているところ、猫を囲んで家族みんなが楽しそうに笑っているところ、などいろいろ。

このちょっとしたイメージを毎日ちょこちょこ続けることによって、脳は想像なのか現実に起こっていることなのか分からなくなる。そして、同じような現象、関連する事柄を見たり聞いたり体験するようになる。

私の場合は、明らかに猫に遭遇する機会が増えた。スウェーデン、野良猫の存在が希なのでそれほど外で猫を見かけることがなかったのだけれど、ちょこちょこ見かけるようになった。

家族で滞在したあるホテルでは、外の席でディナーだったのだけど、どこからともなく綺麗な白猫が現れて私たちのテーブル近くで気持ち良さそうに寝始めるなんてこともあった。(ホテルの飼い猫ではないとのこと) 

そんな感じで、猫との接点が目に見えて増え出してきた。こうなってくると毎日イメージするのも楽しくなってくるし、普段の食生活改善や運動なんかも全く苦ではなくなってくる。全てはゴールまでの過程という認識に変わってくる。

(後編へ続く)

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