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【全身多汗症治療】飲み薬 プロバンサインについて

こんにちは。あすかです。
先日は、自分の多汗症症状を含めた自己紹介の記事を書かせていただきました。

生まれてからずっと、人よりも汗の量が多く、人目を気にして生きてきました。
今後は、そんな全身多汗症の私が、実際に試してきた治療法について少しずつご紹介していきたいと思います。
同じような体質で悩んでおられる方のご参考になれば幸いです。

(※何かの病気が原因で全身多汗症を発症する場合もあるようです。病院で一通り検査をしても、原因となる病気がない場合のみ、以下の内容をご参考いただけたらと思います。)

本日は、飲み薬「プロバンサイン」について書いていきます。


全身多汗症治療 飲み薬「プロバンサイン」

全身多汗症で唯一、効果を期待できる薬が「プロバンサイン」という薬です。

中身は、小さいオレンジ色の錠剤です。

プロバンサインは、皮膚科で処方していただけます。1回1錠、1日4回まで内服可能との指示をいただいています。(冷所保存のため冷蔵庫で保管します)日本で唯一、多汗症に対する保険適用を有する抗コリン薬のようです。閉塞隅角緑内障・排尿障害のある前立腺肥大・重篤な心疾患・麻痺性イレウスのある方は服用できないとのことでした。ただ、私にとって、効果の出る服用方法を探すのが非常に難しく、全く効果が出ない日も多々ありますので、未だに服用方法について試行錯誤を繰り返しているのが現状ではあります・・・。以下、詳しくご紹介させていただきます。

【効果】
個人差はありますが、効果のある場合、内服後1時間程度で発汗が減少し、効果は4~5時間持続します。
⇒私の場合、空腹時に飲まないとあまり効果がありません。そのため、どうしても汗をかきたくない日は、前日の夜ご飯を早めにとるようにして、当日の朝ご飯は食べずに薬を飲みます。また、薬の効果が出るまでに汗をかいてしまうと、以降汗は止まらなくなってしまうので、薬を飲んでから効果を感じるまでは安静に過ごし、汗をかかないようにします。・・・ただ、ここまで試してみても、効いてくれる日とそうでない日もありますので、大きな期待はできません。
ですが、「今日私は薬を飲んだのだから大丈夫だ」という謎の自信が発汗をおさえてくれる時もありますので(笑)、出かける前には服用するようにしています。
ちなみに、1錠服用するだけでも効きすぎてしまって副作用が辛いという方もいらっしゃるようですので、そのような場合は以下のようなピルカッターを使って錠剤を半分に切り、半錠から内服してみるのも良いかと思います。

【副作用】
人によっては、目や喉が渇いたり、便秘になりやすくなるようです。
⇒私の場合、薬がよく効いてくれている日は異常に口が渇き、声が枯れて出なくなりますので、水分を常に持ち歩いておく必要があります。また、口が渇くため、風邪を引きやすくなったり、口臭が気になることもあります。眠気や頭痛も時々起こります。

全身多汗症で困っている方々で、プロバンサインを服用されている方は非常に多い印象です。私自身、実際に服用されている方がどのような飲み方をされているのかを、ブログなどで調べながら試している日々です。
身近には全身多汗症の知人も友人もいないので、孤独を感じることもありますが、ネットでは同じように闘っておられる方がいるのだなと思うと、少し救われる気持ちです。

私の主治医の先生によりますと、この薬に関しては過剰な期待はせず、「異常な汗が少しでも減ればいいな」という程度で考えておくのが良いとのことでした。薬を飲んでいるのに汗が出てしまうとどうしても、「やっぱり効かない!もうだめだ!生きていけない・・・」と負のループにはまり、落ち込んでしまうこともありますので、「効いてくれたらラッキー」という心持ちで服用するように心がけています。

汗に困っている方で、まだプロバンサインを試したことがない方は、ぜひ一度皮膚科を受診し相談されることをおすすめします。かかりつけの皮膚科がなく、初めて皮膚科を探される場合は、予めHPやブログにて多汗症についての記事を書いている皮膚科に行くのが良いかと思います。記事に書いているということは、多汗症に対しての理解があり、治療の選択肢を提供していただける可能性が高いです。ぜひ調べてみてください。


以上、プロバンサインについてのご紹介でした。

全身多汗症に関しては、残念ながら有効的な治療法が存在しないのが現状とのことです。ただ、手や脇などの発汗に関しては新薬も発売されておりますので、今後、顔や頭・首や背中などの全身多汗症に対しても新たな薬ができるように、祈るばかりです。

次回はまた別の薬や治療法について、書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あすか



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