皮膚むしり症②ネイルサロンに行ってみた

今年の3月に、「ネイルオイルを買ってみた」という皮膚むしり症記事を書きました。

指の皮膚をむしっているのは自分なんだから、自分の意思さえ強く持てば治る現象のはず。
それはわかっているのですが、、

できない!!!

から、20年以上もこのままなのです。
指が常にぼろぼろなのです。

気づいたらむしっているし、むしり始めたら気が済むまで進んでしまう。
なんなら、皮膚だけじゃなくて爪もむしるので、深爪竜子で、美しい指とは程遠い姿。

ネイルオイルを買ったけど、使ったのはほんの1週間か2週間くらいだったと思います。
指先が少しべたついくのがいやで、PC仕事や家事がしづらく、皮膚むしりも改善の様子がなく。
ポーチの底で眠りにつきました…。

ただその後も工夫の旅は続き、
マニキュアを塗ってみたり、ネイルシールやネイルチップで爪を覆ってみたり。
爪を保護すると、爪を含む指先を触らなくなるので、一時的には良くなりました。
でもまた、ネイルがはげてくると触ってしまう…。

結局いつもの繰り返し。

意思が弱いんだわ。本当に治したいって思ってないんだわ。
と、落ち込みかけていました。

それが今月。
最後の手段かと思われた「ネイルサロン」を検索していたら、
「ハンドケア」を得意と掲げるネイルサロンが、なんと自宅から徒歩圏内にあったのです…!!

盲点。
ネイルサロンって、ジェルネイルとか、爪を「おめかしする」のがメインだと思ってた。
せいぜいついでにハンドマッサージしてくれるくらい。
ジェルネイルも、皮膚むしり症には効果があるみたいだけど、あまりゴツいのはちょっと…と思っていて、敬遠してた。

徒歩圏内のサロンなら通いやすいし、「深爪でお悩みの方ケアの方法教えます」ってまさに私のこと!
皮膚も爪もむしる私の救世主かと思われました。

それで、予約して早速行ってきました。

爪をおめかしするのではなく、整える時間。

やすりで形を整えてもらい、
爪表面の角質と甘皮の処理をしてもらい、
ハンドパックとマッサージをするだけで、
あら不思議、ぷるぷるのしっとりおててに…。

最後に、毎日自分で実施するネイルオイルの付け方と保湿作業のやり方、日々の生活で気をつけることなどをしっかり教えてもらいました。
できそうですか?
仕事とか生活の中で難しそうなことありますか?
と、私の性格や生活パターンを掘り下げてそれに合った方法を紹介してくれて
この人、本気で私の指を綺麗にしようとしてくれている…!というのがわかるほどの熱意をもった方でした。

病院でもなかなかこんなふうにカウンセリングしてもらえないから、ちょっと感動したし、今回こそ私の指は綺麗になるかもしれないぞ!?と思ってしまいました。


教わったのは、
①爪周りにオイルを塗って栄養補給してあげることと、
②ときどき角質処理をすること、
③爪切りを使わずやすりで爪を整えること、
そして④指先を触らない、なんなら使わないこと。

①〜③は、気づいた時にやればいいので、よし頑張るぞ!くらいの気合いでいけそうですが、
④が強敵。
触らない!と決めて何度も挫折してきたので、普通に考えたらこのままでは負けが見えている。
けれど、今回は具体的な対応・対処を教えていただいた!

・指先を使わない動作をする
爪でものを掴むとか、タイピングもだめ。指の「はら」を使って作業。スピードは落ちるけど、所作は美しくなります、とのこと。メリットもデメリットもありそうだけど、意識の持ち方はわかった。

・指を使う仕事である以上、改善はゆっくりなので、あせらない
仕事はPC含め作業が多いし、趣味は楽器演奏。家事もやらなきゃいけない。つまり、指先を「使わない」ことははっきり言って無理なことは目に見えている。そして、もともと深爪になりやすい生活習慣だということ。そこに追加して指先を「いじる」ことをしてしまうから、悪化する。意識的に「使わないようにする」「いじらないようにする」だけで、指先への刺激は抑えられるから、確実に改善していく。ペースはゆっくりなので焦らなければ大丈夫。

心の持ち方を教えてもらえるだけでも、頑張れる気がする。
ことあるごとにオイルとハンドクリーム、指先のマッサージで保湿しながら、指先いじっていることに気づいたら手をぱっと開いてマッサージに切り替えることにした。
手を開く方がいじりにくいので。

綺麗な指先になりたい!という気持ちが一番高まったし、そして、改善するであろう、しかし時間がかかるだろうという見込みも理解したので、気長に、かつ本気で生活習慣を変えていきたい。

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