この夏10着以上もの服を買ってご機嫌だった私

少し前に、メルカリで不用品を売ってSDGsがどうのと偉そうに語っておきながら、
おいおいというタイトルですが。

無駄だったなというよりも、やっぱり買って良かった!という気持ちが強いのです。

なんでこんなに服を買う必要があったかというと、
まず今年はあまりの暑さで、「今しか着ない」ようなデザインや生地感の服を買う必要があった。

それから仕事着の変化。昨年の仕事は涼しい部屋でデスクワーク。在宅もあったのに対し、
今年は作業する仕事なので、
キレイめオフィスカジュアル→Tシャツや動きやすいけど少し気持ちも上がる服、という感じ。

休日に着る服も、ちょっとそこいらでお買い物、というだけではなく、
旅行に行ったり友達と会うことも増えてきたので、
自分の好きな服を少し増やしておきたくなった。

というわねで、
仕事中も普段着でも気分が上がるようなデザインや色のTシャツとカットソー、ノースリーブに近い涼しげなブラウス、流行りのキャミソールワンピース、履きやすくてシルエットもちょうどいいパンツ、冷房よけに最適なシアーシャツ。
「自分の気持ちが上がりかつ着ていて不快にならない服」を切実に必要としていて、
実に10着以上は新しい服がクローゼットにやってきました。

たくさん服を買っても、やっぱり「今日は何着よう?」の迷いから解放されることはないけど、
着たい物がないストレスより、着たい服がたくさんある喜びを感じることができるようになりました。

たくさん買った割に、失敗した服はなかったと思います。

毎日、今日はこんな服着たいな〜とぼんやりイメージした服が、ちゃんとクローゼットにあるというよろこび。
そんなにオシャレにこだわりがあるわけではないけど、自分の着たい服をストレスなくまとえる状況があること自体が、幸せでした。

これまでうまくいかなかった通販にも再度挑戦してみて、その服がお気に入りになるという経験もありました。
家の近くで買えないブランドの服を画面上で見ながら、いろいろ想像して、着てみたい!と思ったものを3着くらい買ってみて、
もちろん想像とは違うところもあったけど、それも含めて「いいじゃん!」と思えるものでもありすっかりお気に入り。

新しい服買いすぎたなという反省はもちろんありつつ、必要なものでもあったから仕方ない。
手放した服はそう多くなくて、本当にこの季節の変化で「必要になった」服ばかりだったので、ちゃんと幸せを買えたな〜といういい満足感を得ています。

自分の「好き」が増えていく感覚は楽しい。
子供の頃は自分で洋服を選べなかったなあとか、私は「布」が好きなんだよなぁとか、夏服を買いまくっている間に自分の人生を振り返ったり、偏愛を思い出したりもできた。

私は昔から服の選び方が上手くなかった。
具体的に言うと、「好きな服」、「着たい服」、「なりたい姿」、「こう見られたいという姿」が全部ちぐはくで少しずつ違っている感じ。
だから、買った服を着てもしっくりこなかったり、気分が上がらなかったりしていた。
でも、このことに気づいてからようやく現実的に「着る服」を選ぶことができるようになり、最近やっと服選びが楽しめるようになった。

そんな開放感も、今年の夏にはあったかも。

今まで秋や春はちょうどいい服装がなくて何を着たらいいか迷い、また服を買うスパイラルだったけど、
今年は夏に買った服たちにまだもう少し活躍してもらいます。
お気に入りの夏服たちを秋の顔に塗り替えていくアイデアを探すのも、今年はまた楽しいのです。

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