Xデザイン学校 Day2 リフレクション

Day2翌日のリフレクションです。今回はエスノグラフィー・行動観察について中心に学び、最後には初めてのグループごとのワークがありました。

対象者との距離感で、得られる結果が変わってくる
・対象者との距離感で全く違う調査方法、期間、結果になること理解した。
・エスノグラフィー意図した設計したシナリオでなく「想定外の気づき」との出会いの確率が高くなる。行動観察は意図した設計したシナリオの中で行うこと多く、サービス改善系に効きやすい。

ユーザーは意図せずに嘘をつく
・行動データ+発話データ=プロトコルデータ
・プロトコルデータを取るために調査を行う。発話だけでは回顧的な頭の中で編集された情報になる。(意図せずに嘘をつく)

聞く技術より、見つける技術
・ユーザーにインタビューする技術も訓練必要だが、ユーザーが今行動していることに対して何を”変だ”と目をつけて、「なぜそれをやっているんですか」と問いかけるのかも熟練が必要。こちらの方が時間がかかりそう。

なぜそれをやったのか、同じ行動しても裏の価値観バラバラ
・問いかけの中でコンテキスト・ゴール・その人特有の抱えている裏の思い(暗黙の価値観)を取り出していく。 *ここ大事と言っていた。

コンテキストやゴールは同じ行動で型にはまる場合もあるが、価値観は人それぞれ違う。それについて講義で聞いたときは”確かにその通りだ"と感動したが、今振り返ると最終的にサービスデザインするときに、バラバラのものを集めてどう活かしていくのかまだ自分の中で咀嚼しきれていない。

回顧でなく、ライブ感持って演じることから得られる情報
・手術室を作る際に、白い壁紙を全体に貼り付けデモをしてもらう例の話は強烈に残っている。「手術するときの順番教えてください」など聞くわけでなく、お芝居的に手術をもってやってもらい、何がどの動線で必要かを拾い上げる。”シナリオ”と使うのが演劇(小説ではなく、再現性がある)からとってきていると言っていたのとも少しつながった。

アート思考とは"その人ならでは"な想いがあること
・ネトフリ作品の一例でアート思考やパーパスの説明してもらい、腹落ちした。アート思考という単語をあまりわかっていなかったが、なぜその人がやるのか、それをやりたい動機がパーパスであり、その人のつくりたい未来がビジョンになる。
一般的なロジックで"このような未来いいよね"ではなく、その人ならでは想いがあるビジョン・パーパスであることがアート思考。

プラットフォームに乗るデベロッパーは販売業者だけではない。
・最後にやったプラットフォームのPDUモデルを考えるワークでは、自分の頭で出てくる候補が何かの販売基盤系ばかりだったが、他の人の見てプラットフォームという言葉を狭く捉えすぎていたように感じた。

インフラとして場所を提供する人、PF上でコンテンツ提供者を育成するためのデベロッパーがいたり多様だとプラットフォームとして独自性(他プラットフォーマーの参入障壁)も、デベロッパーとしてプラットフォームに乗り込む旨味もあるのではないか。

・あとはプラットフォーマーになっても1番ではないと地獄という単語が記憶に残っていて、いいPDUモデルであっても最終的に生き残れるわけではない(決済システムでいうとPayPayが最終的に寡占状態になって、別サービスが飲み込まれていくように)と捉えた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?