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酒と堕天使〜過去最高の〇〇〇〜③「異変」

S「ううん、まだ辛くて乗れ無さそう」
T「そうっすか、俺付いてるんで。」
S「電車はいいの?」
T「先輩このままにして帰るのできないっす」
S「ごめんね…」

そうは言ったものの、もうちゃんと帰るための電車は終電タッチアウトで乗れそうも無かったが「とにかく先輩を電車に乗せる!まだ確率ある」がその時は勝ってて、必死に対策を考えていた。しかし先輩の乗れる電車もあと2本と迫ってその時

S「ねぇ、駅出よ!ちょっと椅子に座りたい」
T「えっ?、……乗れそうに無いっすか?」
S「ごめん無理そう、肩貸して」
T「ハイ」

彼女も辛い状態なのを悟ったのか、帰るという選択を諦めたようだ。となると次は安全な所を確保する方に策を定め次の提案をする。

T「2、3分歩いたら漫画喫茶☕あるんですけどそこはどうっすか?」
S「うん、連れてって」
T「ハイ、こっちです」

再び肩を貸す感じで彼女を抱えて両手をしっかりと握る。必死だったからか手を握ることに何の躊躇いもなかったのを今でも覚えている。あと少しで到着する…そんな事を考えてたら次の言葉が…

S「ごめん………やっぱ……に…なりた…い」
T「先輩!大丈夫?辛くりました?」
S「ううん、やっぱり横になりたいな…って」

と目指した漫画喫茶の隣にあるビジネス🏨を指し、そっちに行くように言ってきた。

T「了解っす。少しお金出しますよ!」
S「大丈夫よ、何とか出せるから」

これで彼女1人分の足しにして少し補助したうえでフロントまで送り、自分は漫画喫茶にしよう…そんな事を考えながら何とかたどり着いた。

そして、フロントでチェックインしようとしたところで、彼女の口から全く想定外の言葉が飛び出す!

S「2人入れる部屋有りますか?」
T「(俺?)……有りますか?」

動揺しつつもフロントに聞いたら空いてるとの事なので手続完了!

S「もうちょっと付いててくれる?」
T「わ…分かりました」

俺は覚悟を決め、前金のようで支払いは人生初のクレジットカードを使用し先輩からお金を頂く感じで済ませて中に入っていった…。


部屋に入ると、多少落ち着いてきたのか青白い顔からは解放されていたが、ベッド脇に誘導してさらなる状態回復を図るために…

T「先輩!水飲みますか?」
S「ありがと、T君優しいね」
T「顔色だいぶイイっすよ、ハイどうぞ」
S「うんありがと!はぁ~、美味しい😊」
T「あとは横になって寝ればOKですね」
(洗面台へ向かい)
T「バスローブかな?部屋着があるみたいですよ。このままじゃあれなんで着替えましょう」
S「うん…そうしようかな?w」

確かこんな感じで寝かせようとしてたのを記憶してるが、ここからS先輩が何を思ったのか、部屋着を取りに洗面台脇のクローゼットに手をかけた瞬間を狙ったかのように近づいて来て「ギュッ」と抱きついてきた!そして

S「T君、今日はホントにありがとう!会議の時もずっとフォローしてくれて、反論続いてた私を助けてくれて…嬉しかったよ😳」
T「え?だって当たり前っすよ。同じチームですし、反論も的を得てなかったから。けどそう言ってくれて僕も嬉しいっす」
S「でもそれだけじゃないじゃん!やけ酒みたいに一気にみんな酔っ払ってボロボロなのを一人サポートしてたし…こうして私のワガママまで…だから…嬉しいの!…えっとね…」

先輩は泣きそうだった。何とか堪えてる感じだった。そして…抱きしめてた手がまさかの股関に伸びてこう言った。

S「アタシ…今日はね…変な子になる!」
T「えっ…あっ…せ、先輩…?」

俺は為す術を失った!そして彼女は決定的な一言を俺の耳元で呟いた。

S「しよ💝💓したいの」
T「せ、先輩…」 
俺は覚悟を決めた!(続く)

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