ヤクルトの先発ローテを振り返る

noteではお久しぶりになりますです。とは言っても、Twitterの140字では収まらないからnoteに書くだけなので、ツイートの延長線上くらいのクオリティで行きたいと思います。良かったら最後までお付き合いください!

1.「終幕ローテ予想」なるもの

さて、私はシーズン開幕前にこのような企画(と呼べるほど大それたものではないですが)を行ってみました。

シーズン開幕前の風物詩として開幕ローテ予想やタイトル者予想、順位予想などは各地で行われますが、シーズン終了時に先発ローテーションがどうなっているかを予想してみるのも面白いかと思いました。

というか、我が贔屓球団であるヤクルトでは、何がどうなるか分からないんですよね。2020シーズンでは、シーズン途中で補強した歳内投手がバリバリローテーションに入りましたし、2021シーズンは、開幕直前に補強した田口投手が開幕2戦目の先発となり、夏場までローテーションを守り抜きました。そして夏場以降は、開幕前はあまり評価の高くなかった奥川投手&高橋投手を軸にした”ゆとりローテ”を採用し、ぺナントレースを一気に駆け抜けました。

とまあこういう訳で、「終幕ローテ予想」として自分を含めて6名の方(他の方見落としてたらすみません)に予想をしていただきました。その結果が以下のようになります。

6票:奥川
5票:高橋
4票:小川、原
3票:サイスニード、コール
2票:石川、金久保、田口、梅野、山野
1票:高梨、スアレス

結果としては、前年度のWエースであった奥川投手&高橋投手が1位・2位となり、特に奥川投手は満票となりました。先発転向の報がでていた梅野投手の名前や、新戦力のコール投手やスアレス投手の名前もありますね。

参考までに私の予想です。

2.3~4月の先発陣容

ここからは、月ごとの先発起用数を見ていきます。(本当ならば、各種スタッツや登板間隔についても検討したいのですが、面倒なので分かりやすくするために割愛させていただきます)

5先発:高橋
4先発:小川、高梨、原、サイスニード
3先発:石川
2先発:金久保
1先発:奥川

開幕2戦目に抜擢された高橋投手は、ローテーションを守りチームトップの5先発。開幕投手の小川投手は、一度抹消されるものの4試合に先発しています。しかし予想一番人気だった奥川投手に関しては、シーズン初戦で負傷降板となり、翌日抹消となりました…。

3.5月の先発陣容

4先発:小川、サイスニード、高梨
3先発:高橋、原、石川
2先発:吉田大喜
1先発:スアレス

この先の話にもなりますが、小川投手は5月以降は一度の抹消もなく、開幕から9月まで6カ月連続4先発登板を記録します。すごいですね。終幕ローテ予想から外した人なんていないですよね?まさかね…。

あと、新型コロナ対策の影響で入国が遅れていた、新外国人のスアレス投手の初登板もありました。

4.6月の先発陣容

4先発:小川、原、スアレス
3先発:高橋、石川、サイスニード
2先発:高梨

交流戦優勝、14カード連続勝ち越し…といってウハウハしていたころのお話ですね。

5月に来日初先発したスアレス投手が、チームトップタイの4先発を記録しています。なんてったって、負けない投手ですからね。なお勝ち星

5.7月の先発陣容

4先発:小川
3先発:高橋、原、サイスニード、小澤
2先発:高梨、石川

さて、先月とは打って変わって、チームにクラスターが発生し大変になった時期のお話です。しかし幸いにも先発陣への影響は少なく、高梨投手の離脱(7/10抹消→8/9登録)くらいでした。

この月から、6月に支配下登録となった小澤投手がローテーションに入り、チームの救世主となりました。予想という観点で言えば、これを予期していたファンはそう多くはないと思いますが、何が起きるか分からないのがペナントレースの楽しさですよね。

6.8月の先発陣容

4先発:小川、高梨、サイスニード、小澤
3先発:高橋、原
1先発:石川、星

サイスニード投手が、チームトップタイの4先発を記録しました。サイスニード投手は今シーズン抹消が一回もなく、毎月3先発以上するなど、年間通して先発陣の柱となっていました。

支配下登録後の小澤投手や、新型コロナ感染復帰後の高梨投手も4先発しています。

7.9月の先発陣容

4先発:小川、石川、サイスニード
3先発:高梨、原
2先発:山下
1先発:小澤、大西、市川

結果としては、ヤクルトは9/25にリーグ連覇を達成するわけですが、上の数字を見るだけで先発陣のやりくりが大変だったんだろうなぁと推察できますね。市川投手は優勝決定後の先発ですが、山下投手・大西投手はM4での今季初先発(山下投手はプロ初先発!)でした。

そして、結局小川投手と石川投手に収束するんですね。ヤクルトって。高橋投手は8/25の登板を最後に離脱、小澤投手もコロナ離脱、3先発している高梨投手と原投手も不調、と今振り返ってもかなり苦しい台所事情でした。

8.10月の先発陣容

1先発:小川、サイスニード

特に語ることはnothing。村上56号達成おめでとう。

9.ポストシーズンの先発陣容

【CS  ファイナルステージ】
小川→サイスニード→高橋
【日本シリーズ】
小川→サイスニード→高橋→石川→山下→小川→サイスニード

高橋投手が復帰。個人的には、高橋投手が怪我明けではなかったら色々とプランが組めたような気がしますが、当時の状況だとこのローテーションが最適解だと思っています。

先発陣の軸である小川・サイスニード両投手には、神宮で開催される第1・2・6・7戦を託す。復帰の高橋投手は、京セラとの相性も考えて第3戦。日本シリーズ最年長勝利記録がかかる石川投手が第4戦。そして、最後の一枠としてルーキーの山下投手を抜擢し、第5戦を託す。最終的には、このような形のローテーションになりました。

10.まとめ

「終幕ローテ」の定義は難しくて、日本シリーズで6人の投手が先発するとは限らない(2021年ヤクルトはそうでしたが)ですし、ペナントも順位決定後はローテーションが崩れる場合が多いです。

ですが、自分で開幕前に予想してみて、後から振り返る、といった楽しみ方も、長い長いプロ野球の楽しみ方の一つかなーと思いました。来年の「終幕ローテ」は果たしてどうなるんでしょうか?吉村?エスピナル?ピーターズ?今から楽しみですね。

以上、駄文失礼いたしました。それでは。


~参考文献~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?