Luby Sparks 『Songs for The Daydreamers』

配信リリースの4曲入りEPである今作が出る前には『Search+Destroy』というフルアルバムが出ており、このアルバムが良すぎて私はカセットを購入している。
『Search+Destroy』はバンドの下地がインディーロック、シューゲイザー、ドリームポップといったジャンルでありながら、マイ・ケミカル・ロマンスやアヴリル・ラヴィーンといったマスロック的な音楽もルーツとして挙げられており、その絶妙なバランスがカッコ良すぎる作品だった。
本人たちはマス層にも届く日本のオルタナティブロックバンドでありたいという趣旨のことを言っててイギリスのWolf Alice(全英チャート1位獲得)等にも通じるものがあるんじゃないかと思っている。

今作はといえば、よりメロディーはポップになってボーカルも伸び伸びしているが、電子音とノイジーなバンドサウンドが複雑に絡み合い、そもそもの下地がオルタナティブすぎて気持ちよくも聴き応えがあり飽きないサウンドになっている。
あとこれは言いたいのがジャケが本当にツボです。配信作品でもジャケは大事です。時代なのでこういうリリースにもカッコ良さは感じるのだけど、アナログ人間なのでこういう作品はフィジカルでも欲しくなってしまいます。

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