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確率機の設定について

みなさんご存知、実質自販機のクレーンゲーム確率機なのですが、もちろん価格設定の他にアームパワーや弱くなるタイミング、落とし口の高さなど様々なパフォーマンスを設定できる仕組みがあります。

そもそもとして、三本爪の確率機をするとき、100円目でアームがツルッとスルーしたら続けたいと思うでしょうか?
こんなの面白くないしやりたくないですよね。
元店員目線からしても「これ最大パワー来ても取れないやつじゃないか?」と疑ってかかってしまいます。(実際に遭遇した事もあります)

設定する側としては勿論設定金額まで取られたくありません。でもお客さんとしては早く取りたいですよね。
その「次取れるかも?」を演出するのが設定師のちからの見せどころです。

まず、景品をガッチリ掴みあげて取れる可能性をお客さんに魅せられるか。
そして最新機種では複数箇所でのパワー軽減が設定できるのでA地点で離すかB地点で離すか、そしてその地点まで持ってきても早く取れすぎないかを手早く設定していきます。
落とし口の高さは、それに付随した取れるか取れないかの微調整になってきます。

店員側からすれば確率機は入れて放っておけばお金の入るいわゆる自販機。
が、お客さんからすればれっきとしたゲーム。
これなら取れそう!あと少し!と楽しんで頂くと同時に、連続インカムを促すのも仕事のひとつです。
そこを手抜きして「こういう仕様なのでー」とお客さんを突っぱねるのは失礼ですし勿体ないです。
多分ご案内の仕方もあると思います。
「この辺狙ってみてください」「この位ならお店も頑張れます」とお店としても頑張ってる雰囲気を作るのはとても大事です。
3000円入れて持って帰ってくれたかも知れないお客さんも、200円見て取れないと思ったらやりません。

アームパワーが無いからボッタクリは言われても仕方ないと思います。お店はお客さん目線での稼働が出来てないようなものですから。

大きさ的に厳しい景品を無理やり入れてるのも同じですね。出来れば景品に合ったサイズのマシンに入れるべきです。

さいごに
「この景品あと何百円で取れますよ!」
は揉め事になるのでいくらインカム把握しててもやめましょう…

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