「独り占め」では生きられない $03
💲いま必要な「モノポリー」を作ろっか
「モノポリー」が提示することは事実だ。市場というのは残酷なのだ。それは事実だ。しかし事実であるからそれを正しいと判断するのは早計だ。
これを「ヒュームの法則」と言う。
「である」が「であるべき」とイコールだとは言えない。「モノポリー」で起こることが現実「である」としても、それが現実「であるべき」とは限らない。
では今この世界において私が教材とすべきは何だろう。私たちがこう「であるべき」世界は何だろう。
前置きが長くなった。ここからが本筋だ。今回私たちが企画したのは「モノポリー」をベースにしながら、今の現実、今の向かうべきベクトルを指し示すボードゲームづくり。
世間は未だコロナ禍の最中であるし、夏が来れば人が外出も出来ないような猛暑も、今までとは比較にならないような規模の台風もやってくるだろう。
こんな中にあっても、経済的な成長だけが基準な世界っておかしくない?
貧困が世界中に溢れていても、焚き付けられた消費を貪るっておかしくない?
単純じゃなくなったこの世界で、どうしたら共存していけると思う?
「独占」によって脱落者を生むことが勝者になるゲームではなく、さまざまな問題が起こっても「共存」して脱落者を生まないことを目指すゲーム、を作りたい。それが今求められるゲームではないのか。
ゲームの仮称は、、、「サステナブル」とでもしておこうか。
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