【ヤクルト】2023戸田軍 前半戦の雑感


はじめに

前半戦が終わり、フレッシュオールスターにオールスターゲームが開催されました
今回はイースタンリーグ前半戦で、戸田軍のチーム成績と主に戸田軍で出場していた選手の成績見て雑感を述べていきたいと思います

1 戸田軍チーム成績

総合成績

73試合25勝46敗2分勝率.352(7位)
内訳
3月
7試合1勝5敗1分勝率.167
4月
19試合7勝12敗勝率.368
5月
19試合6勝12敗1分勝率.333
6月
14試合4勝10敗勝率.286
7月
13試合6勝7敗勝率.462

チーム投手成績

ほぼ全ての指標で最悪となっています。
投手ひとりひとりが課題に取り組んでいる姿勢が見えますが、まだまだ結果に結びついていない状況です。

チーム打撃成績

基本成績
指標等

打率は5位と高くなく、安打数も6位と少ないながら、本塁打数はトップタイ、ISO(長打率-打率)は僅差の2位と強く振って長打を打てています。

チーム守備成績

守備率はイースタン5位、DELTAのUZRでは圧倒的最下位、捕手系の指標も最低となっています。
西村澤井北村橋本のルーキー組や小森、松井聖が大きなマイナスとなっているので、これから上達していけばと思います。

2 戸田軍投手個人成績

11 キオーニ・ケラ

7月13日に自由契約となりました。
K%21.3、BB%18.7、被打率.317、WHIP2.36と四球が多くかなり打ち込まれていました。
ストレートは基本的に150kn/h超でしたが、細かいコントロールができず高めに浮くか低めに外れるかで、コントロール重視して真ん中に行ったボールが痛打されることが多かったです。
また、突発的にストレートでストレートの四球を出して崩れることが多々ありました。
カーブは125km/h前後と130km/h前後で質が違っているように見え、125は見切られ130は空振りを取れていました。
6月に入ってからはカーブがそこそこコースに決まるようになっていたため、コントロール悪いのは相変わらずだったとはいえ期待していました。
あとはスプリットかチェンジアップが物になっていればと思います。
次のキャリアでの活躍を祈念しています。

14 高梨 裕稔

コースや高さのコントロールがかなり悪いです。
球威は戻ってきていて、ストレートの走りはよく、フォークもコースに決まれば空振りを取れています。
ただ、その精度が低くく、塁を埋めて痛打を浴びるケースが多いので、まだまだ掛かりそうです。

16 原 樹理

復帰してから順調にイニングを増やしています。
少しずつ打たせてとるらしいピッチングも増えています。
ただ、抜け球逆球が多く、四球もあるため、内容としてはまだまだ掛かりそうです。

18 奥川 恭伸


最速154km/h
テイクバックがインバートWから変わりました。
球速は戻りましたが、細かい制球特に変化球の制球がアバウトな所があります。
また、初回など早い回ではストレートに比べて変化球の腕の振りが弛むことも課題でしょう。
変化球中心の配球にすると抑えられているので、捻挫のリハビリと平行してフォームの安定を進めて、今季中に一軍で投げて欲しいですね。

28 吉田 大喜


コンディション不良から復帰しました。
フォームは、セットの位置と体重移動時の左手の位置が少し高くなりました。
最速149km/hと出力が上がっています。
復帰直後とのこともありコントロールがアバウトでしたが、これから安定するか、出力が上がって荒れ球タイプになる可能性もあります。
順調に進めて何回か一軍で先発できれば。

35 杉山 晃基

同じくコンディション不良から復帰しました。
ストレートの最速が140km/h前後で、大きく曲がる130km/h強のスライダーが今のところ効果的です。
元々速球派だったので、ここからストレートの球速が150m/h以上出るようになりフォークも使えたら中継ぎとして活躍できると思います。


38 梅野 雄吾


最初は中継ぎで投げていましたが、一軍から降格後先発転向しました。
前年までの怪我していたテイクバックから変更し、前回登板からフルタイムクイックで投げるようになりました。
球速は戻らずコントロールも荒れていましたが、クイックに変えてからある程度ゾーン周辺に投げ込めるようになったので、順調に調整が進めば150前後のストレートを投げ込む先発として一軍で投げるかもしれません。
できれば決め球が欲しいですね。

40 市川 悠太


AMTなど外部と連携をして色々と取り組むようになっているようです。
カットシュートカーブシンカーストレートと多彩な球種で打ち取るスタイルで最初の方投げていましたが、成績は伴っていません。

本人も出力を上げることを意識して取り組んでいるようで、ストレートが140km/h前後出るボールが増えてきました。
左打者の外角高めへのストレートがシュートライズしていて空振りを取れる球なので、それを生かす球種と配球をできるようになれば面白いと思います。
あとはAMTの体質分析をもとに増量できれば光が差すんじゃないでしょうか。

41 柴田 大地

最初は二段フォームで投げていましたが、カーブが抜けストレートが抜けとゾーンに投げられず成績も酷いものでした。
フルタイムクイックに変更してから安定し出し、ショートアームの角度を調整して今の安定したフォームになっています。
出力もあり、ストレートは153km/hまで出ました。
ただ、7/15の登板ではスプリットが全く決まらずストレートを狙い打たれたので、安定して使える決め球が課題です。

48 金久保 優斗

怪我で離脱していたため、1イニングからの復帰となりました。
フォームはフィニッシュ時に大谷翔平のように足を引き込むものになっていますまだまだコントロールが安定していませんが、148km/h前後のストレートの出力を出せています。
ストレートの力強さが戻ってきているので、かなり良い感じです。

変化球はスライダーとフォークが比較的安定して使えており、特にスライダーは決め球と言える存在です。
その他にはカーブチェンジアップシンカーを試しています。
シンカーは120~130km/hで利き手側に沈んでいるので、コントロールできるようになれば対左の武器になると思います。
カーブチェンジアップは高めに抜け、次のストレートも抜け球になることが多いので、まずは高さの制球と身に付けたいです。
後半戦ではコントロールを磨くとともに各球種の質を上げて、また1軍で先発している姿が見たいです。

49 成田 翔

先発が崩れた時の緊急登板が多い印象です。
良い時はスパッと抑えますが、悪い時は四球を出してずるずると失点を重ねます。
対右.275対左.419と対左の結果が悪いので、何か武器を手に入れたいです。

52 尾仲 祐哉

一軍でも150km/h超を出すなど出力が上がっています。
ただ、二軍でも奪三振が少ないことから分かるように、決め球が無くコントロールがアバウトな所があるので、スライダーかフォークの質を上げたいですね。

53 長谷川 宙輝

140km/h後半のストレートとスライダーチェンジアップを軸に投げています。
良い時はコントロール良くストライクゾーンで勝負できています。
一方で悪い時は、抜け球が左打者の顔付近に行くなどストライクボールがハッキリし、四球を与えたりヒットを打たれ失点を重ねることが多いです。
調子の波を小さくし、持ち球の質が一段階上がれば左の中継ぎとして一軍あると思います。

56 坂本 拓己

高卒ルーキーです。
ストレートは140km/h前後でスライダーカーブチェンジアップが持ち球です。
フォームは躍動感があるもので、これから固まってどう変わっていくのか楽しみです。
短いイニングとはいえ、ゾーンで勝負して抑えられているので、身体ができて来年再来年バリバリ投げられれば。

61 久保 拓眞

良い時は3奪三振完璧、悪い時は複数失点するような調子極端な登板が続いています。
悪い時はシュートが左打者の身体に全部抜けるなどコントロールができていないことが多いです。
良い時の球は一軍レベルですが、現在+10km/hでコントロールがいい山本大貴が一軍のため、球速かボールの精度を上げていきたいです。

62 竹山 日向

今年はフォームを固める年だと思います。
今年に入ってキャンプからFASまで大きく2回フォームが変わっています。

※自主トレ

※キャンプのブルペン

最初期はゆったりとした2段モーションでテイクバックはかなり小さいショートアームですぐにトップを作るフォームでした。
フォームに緩急があって打ちづらそうなものでしたが、フィニッシュが
①後ろに体重が残ったままで軸足を引きずる
②軸足が少し跳ねる
③前に乗ってターンをする
とバラバラでした。

次のフォームは2段モーションが小さくなり、体重移動も少し深くゆっくりになりました。
荒れ球とはいえ最初の頃よりはコントロールが少し安定しました。

そして最新のフォームがFASのものです。
セット時に左足が一塁側にあり、グラブの位置もベルトの高さから胸の前になりました。
また、体重移動の時にかなり軸足が曲がるようになっています。
これまでに比べてかなり出力重視のフォームになっていると思います。

球速は153km/hを記録するなど、段々と上がってきています。
フォーム改造したり長い回を投げる感覚を掴んでいく中で、安定して145km/h以上投げられているのは良いことだと思います。

球種も最初のうちはカーブを使っていましたが、抜け球が多く制球できていないことから、現在ではスライダーツーシームを中心としています。
スライダーは素晴らしく、大きく曲がり空振りを取れる球種です。
特筆すべきところはHard%の低さで、27.7はかなり優秀です。

今年はまずフォームを固めて、来年再来年と飛躍していくことを願っています。
個人的にはFASのフォームが好きなので、このフォームで7回まで平均150km/h超で投げたらもうたまらないです。

64 大下 佑馬

相変わらず変化球は良く曲がっています。
ただ、コントロールがアバウトなのと球速が速くないことから、死球から痛打を浴びて失点することが多いです。
球速を上げるかもっとバッターの手元で曲げられるようにならないと厳しいと思います。

67 嘉手苅 浩太

開幕後は最速130前後でフォークとストレートがほほ同じ球速でした。その頃でもスライダーはぐにゃぐにゃ曲がっているように見えました。ただ、体重移動→フィニッシュまでが上手くできてないないように見えました。その後島田トレーナーとのセッションが開始され、登板時にはストレートの球速が140前後まで戻りました。フォークスライダーの曲がりは素晴らしいものがあります。フォームをもっと改善していけば出力も上がり面白い存在になりそうです。

99 ライネル・エスピナル

ストレートチェンジアップともに良い時は二軍レベルであれば打たれない良い球を投げています。
ただ、その良い日の確率が低いので、スライダーを覚えて幅を広げようとしていたところでしたが、前回一球も投げなかったので、今後に注目したいです。
フォームが大きく変わり球種も変わったら面白いんですが。

012 近藤 弘樹

奇跡の復活を遂げました。
球速は140km/h前後ですが、ほぼ完璧に抑えてます。
打ち取った打球が多いので、球速が戻ってくればまた2021近藤が戻ってきそうです。

013→26 山野 太一


7/14に支配下登録されました
かなり大きくフォームが変わり、ゆったりとアーム気味にテイクバックをし、前足に体重乗せてしっかりフィニッシュするフォームで復帰しました。
現在ではテイクバックが大きくなり、肘が背中側に入るものとなっています。
ただ、トレーナーからフォームのリニューアル告知が出されているので楽しみです。

圧巻だったのが5/16西武戦で、8回100球被安打4四球1の完璧なピッチングでした。
特に対左は140前後のストレートと135前後のカットをインコースに投げ込み、スイングさせずに打ち取っていました。
その後はストレートが145超出るようになり、対右はボールからアウトコースストライクに入ってくるスライダーを軸にし、対左はインコースのカットを封印して色々と配球を試していました。
テイクバックが変わった影響か四球が増えてきましたが、そこまで出力を落とさず100球投げられているのは先発として魅力的です。
新フォームでの一軍でのピッチングを楽しみにしています。

014 鈴木 裕太

オフのトレーニングで150km/h出してる動画ありましたが、試合では145km/h前後です。
持ち球の中ではフォークと縦スライダーが良さげですが、出力を上げるか質を上げて中継ぎに名乗り上げたいですね。

015 沼田 翔平

持ち球はストレート、シュート、スライダー、カット、カーブ、フォークと多彩で、最速149と出力もあり、BB%6.6とコントロールも優秀です。
先発転向したばかりということもあり、4イニング目から捕まる試合もありましたが、最近の試合では6回を安定して投げきることもありました。

対左の被打率/K%/FIPは.330/9.9/6.22(対右.271/16.8/3.44)と対左をかなり苦にしているため、対左を確立できれば支配下も見えてくるんじゃないでしょうか。
個人的には130km/h台のカットと120km/h台のスライダーが素晴らしく見えるので、左打者の足元にコントロールでき、決め球となれば先発として面白い存在だと思います。

019 下 慎之介

骨端線が閉じたらしいので、これからウエイトして出力を上げていけたらと思います。

ストレートは140km/h前後出るようになるなど出力が上がってきています。また、4,5月は三振を取れませんでしたが、少しずつスライダーで空振りを取って三振も取れるようになってきました。
フォームはまだまだ未完成な感じがあるので、固まってからが楽しみです。


3 戸田軍野手個人成績

00 奥村 展征

守備のユーティリティとして様々な場所を守っています。
打撃は打率.193と厳しいものがありますが、粘って四球を選んでいるので、一定の仕事をこなす準備はできていると思います。

3 西浦 直亨

7/13に昇格し、対左スタメン出場して3三振し、7/16も代打で三振し7/17に二軍落ちとなりました。
二軍では、三振が多いもののいい結果が出ています。
全打席三振でバントも失敗という非常に厳しい結果がある中で、後半戦に、まだ一軍でもやれるのか、来年も戦力としてやれるのか正念場を迎えています。

6 元山 飛優

一軍ではセンター返しを意識して猛打賞をしました。
6月から反対方向を意識したバッティングに取り組んでいて、Pull%が下がりOppo%上がっており、強い打球とライナー性の打球が増えているため、かなり改善されています。
手応えがあるように見えるので、継続して取り組み、一軍で逆方向に長打を打てるところをアピールしてレギュラーを掴みたいです。

10 荒木 貴裕

ベテランのユーティリティです。
奥村三ツ俣らがいるため二軍暮らしが続いていますが、歳もあり成績は厳しいものになっています。
個人的には、去年の楽天との交流戦での走塁を見て、野球が上手い選手だと思っているので、若手の勉強になるプレーをできれば。

30 西田 明央

打てる捕手と言われていましたが、怪我などもあり、段々と厳しい成績となっています。
一軍でも代打で成績を残せていないので、ここから爆発しない限りは厳しいものがあります。

32 松本 直樹

少しコンディション不良で離脱していました。
戻ってきてからの打撃は良いものがあります。
守備は時々パスボールやワイルドピッチがあり、本調子ではないかもしれません。
橋本松井が離脱して西田もフルでは厳しい以上、古賀以上の守備か圧倒的な打撃を発揮できない限りは二軍正捕手となりそうです。

36 西村 瑠伊斗

ステップやヒッチの大きさを変えて試行錯誤しながら打席に立っています。
逆方向への打球の伸びは素晴らしいものがあり、器用なバッティングもできていて、ホームランも3本打っているなど光るものを見せているので、あとはフォームを確立するまでは我慢だと思います。

※逆方向へのホームラン

打撃の形を作り、近い将来に今年の小森のように一気に伸びて欲しいです。

42 澤井 廉

5月に二軍落ちしてから強い球を強く打つことに取り組み、形になって来ました。

※2:12:45~インタビュー

6月の.261 4本 OPS1.023、7月の.289 4本 OPS.995がそれを物語っていると思います。
打撃の課題としては対左で、打率.243 3本 OPS.783(対右.272 10本 OPS.969)です。
また、対左の三振率は24.4(対右18.5)となっており、Soft%/Mid%/Hard%は29.6/46.3/24.1(対右26.5/35.7/37.8)で、内野フライ割合も25.0(対右14.9)と強い打球を打てていません。
外角のストレートとスライダー系に苦戦していてスイングも色々と試行錯誤中に見えるので、焦らずに対左のスイングを確立できればと思います。
守備も課題ではあるので最低限守れるようになって欲しいです。

後半戦、対左を克服して一軍のレフトで見れたらと思います。

46 太田 賢吾

戸田軍で一番指標がいいバッターです。
ただ、GB%51.7が示すように打球はゴロが多く、ヒットの多くが内野の間をゴロで抜いたものです。
そのため、一軍で出場したときは内野ゴロアウトが多くなっていました。
ホームラン打つ時の打球角度は素晴らしいので、安定して打球角度つけられるように打撃改造できれば、一気に中長距離打者として一軍の外野レギュラー争いに入ってくると思います。

50 北村 恵吾

キャンプからインコースの捌きは天才的なものがあり、開幕直後にホームランを量産していました。
5,6月は不調や流し打ちを意識したバッティングをして成績を落としましたが、カットや軽打ができるようになるなどアプローチが格段に向上し、7月は.350 1本 OPS.938と絶好調です。
速いストレートを苦手にしていますが、今のバッティングならそのうち対応してくるのではないでしょうか。
守備もファーストセカンドサードを段々と無難にこなせるようになってきたので、このまま打撃が伸びればオスナの後釜に座れるかもしれません。

59 小森 航大郎

強いスイングをしていてバットに当たらないことが課題でしたが、6月以降にオープンスタンスにしていきなりホームランを打ち、内角を強く振ってヒットを打てるようになりました。
その後外角中心の配球への対応に少し苦しみましたが、グリップの位置や足上げてクラウチング気味に待つなどして上手い対応を見せています。

※去年のフェニックスリーグ

※最新のフォーム

6月 .360 2本 OPS1.259
7月 .345 1本 OPS.987
と大暴れしています。
対左が課題ですが、150km/h以上の速球を弾き返していてハードヒットも多いので、今の打撃が当たり前になれば何試合か一軍でも見たいです。
身体能力が高く足も速いので三塁打も出ている一方で守備はまだまだ発展途上という感じです。
伸びれば無茶苦茶上手くなりそうな気がしますし、打撃と足を生かすために外野へのコンバートもありな素材だと思います。

65 松本 友

長い間不調に陥っていましたが、7月は打率.341(41-14)二塁打1三塁打1と好調です。
段々と強く振って強い打球を飛ばせるようになってぎした。
ただ、打球が上がらずホームランが出ていないので、一軍昇格を目指すならもっとヒットを量産するかホームランが欲しいところです。

71 赤羽 由紘

オープン戦は打率.326ホームラン1本と躍動していましたが、ファームでは厳しい成績となっています。
当たれば時々良い打球が飛びますが、ほとんどが凡打となっています。
去年のFASMVPですし、身体能力は確かなものなので、打撃を磨いていければ。

022 松井 聖

去年のフェニックスリーグでホームラン量産していて今季に期待がかかりましたが、序盤は低調でした。
しかし、6月.536 3本、7月.455と打ちまくり上図の成績まで上げてきました。
ただ、死球後離脱しているのでまずは早い復帰を心待にしています。
捕手外野とも守備は上手くないので、支配下を目指すなら宮本川端青木がライバルとなりますね。

023 橋本 星哉

育成の大卒ルーキーです。
引っ張りの打球が特に強いですが、ホームランを広角に打ったように広角にも打てるセンスがあります。
早打ちのため三振も四球も少ないですが、好球必打でいって四球も選べるようになることを期待しています。
守備はまだまだ練習段階なので、秋キャンプなどで鍛え上げて欲しいです。
まずは早くファームの試合で姿を見たいです。

024 岩田 幸宏

春季キャンプで死球を受け左手を骨折して離脱していましたが、復帰しました。
守備の動きもいいですし、しっかり振り強い打球を飛ばして19打数で二塁打3本を含む安打9本を放っています。
後半戦でホームランを打つようになれば、支配下もすぐではないでしょうか。

おわりに

7/14に次のような記事が出ました。

ロッテの選手が自分の特徴や考えをもとにコーチの意見とすり合わせて、テーマを決めて取り組んでいるといった記事です。
戸田軍の試合を見ていると、戸田の選手たちもテーマを決めて取り組んでいることが見えてきます。
金久保優斗のシンカー習得のチャレンジはストレートの質が悪化し大きな回り道をすることになりましたが、投球の幅を広げるチャレンジをしました。
沼田翔平は新球カットを習得して異なる球速帯のスライダーと上手く使って空振りを取っています。
竹山日向はコントロールの安定などを求めてフォーム改造に取り組んでいます。
バッターでも元山西村澤井北村小森らが、強く振ることであったり逆方向の意識であったり、様々な課題に取り組んで少しずつ時には一気にステップアップしています。
時には回り道することもありますが、戸田で取り組んだことが血肉になり、一軍で躍動することを祈っています。

参考文献

日本野球機構, 2023, 「2023年度 ファーム成績」, 日本野球機構ホームページ,(2023/7/20取得 https://npb.jp/bis/2023/stats/index_farm.html).

東京ヤクルトスワローズ, 2023, 東京ヤクルトスワローズ公式ホームページ,(2023/7/20取得 https://www.yakult-swallows.co.jp/).

DELTA社, 2023, 1.02 Essence of Baseball, (2023/7/20取得 https://1point02.jp/op/index.aspx).


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