Excel知識ゼロだったDTPオペレーター、MOS合格をもぎ取る。
あれだけ散々緊張してるとほざいてたのに、
……はて、残りのマイナス43点はどこ?
3か月に及ぶExcelとの戦い(と言う名の勉強)に、無事終止符が打たれました。
合格です!
受験勉強しなくて良いのです!!
3年前、介護者初任者研修での筆記試験以来の試験にド緊張し、試験前に腹を下すというハプニングを乗り越え、MOS試験を黙々とこなすこと50分間。
無事に合格できました!!(嬉しすぎて何度でも言っちゃう)
以下、私がどんな勉強法を選んだか、どんな生活をしてきたかを紹介していきます。
独学ではどうにも出来なくてスクールに通った。
多分、普段から仕事でExcelを使われている方なら、独学でも充分いけると思います。
ですが。私の場合はMacユーザ、且つExcelになれていない人間。故に、スクールに通うことにしました。
幸いなことに「教育訓練給付金」が使えたので、使わせていただきました。
取得条件としては、「通学3分の2以上」「学校から出されるテストに合格すること」MOS合格は含まれてませんでした。
これは通うスクールによって条件が違うので、受講前に確認した方が良いと思います。
私は独学で頑張るわ!という方は、スークル代は(当然ですが)無料となり、制度は使えません。あしからず。
Excelが触れない日は、ひたすらテキストをノートに書き写した。
ここにきてアナログ作業!
私は何度も言いますが、Macユーザです。下手に自宅のPCを触るより「Windowsで覚えた方がいいだろう」ということで、触ることはありませんでした。
あ。関数を確認するときにだけ、少し触りました……
スクール講習ではメモ必須。スクールで出来なかったとこ、分からなかったところを、その日のうちにテキストを読みながら箇条書きに写しました。
ノートサイズはA6サイズ(無印良品)と小さめサイズ。通勤中に読めるサイズです。
書き出していたのは、主に関数。関数の意味がわからない場合は、即その場でスマホで調べました。これならPCに触れなくても、イメージが出来ます。
スクールでは問題を解くことを先に進めさせ、家で分からないことを復習する。そんなこと繰り返す日が1ヶ月半ほど続きました。
いよいよ試験対策!模擬試験に挑む日々が続く。
スクール提供のテキストが終わりに近づく頃、「よくわかるMOSマスター」シリーズを渡されました。
Windowsユーザで独学の方も使われている、FOM出版のMOS対策テキストです。
これをアタマから問題に沿ってやっていきます(独学の方も同じ方法で勉強されてるかと)。
時間的問題から、章末にある確認問題は飛ばしても大丈夫とのことなので、やりませんでした。
受講中に分からなければ、オンラインで繋がっている講師に聞くことができ、それもメモを取り家でテキストを読み込みました。
確かに、確認問題より出題確認をこなしていかないと、受験には間に合いませんでした。
なお、よくわかるMOSマスターは文字通り、よくわかります(笑)。
この段階で、自分の苦手科目と得意科目を割り出していきました。
得意なところは徐々にメモを取らず、苦手なところはとことん追い詰める感じで。
「よくわかるMOSマスター」の本が終わると、スクールで提供されている模擬試験ソフトをずっっ………と、自分を追い込むようにやり込みました。
その間も、間違えた問題をメモを取り、家で調べてA6ノートに書き込み通勤中に叩き込みました。
最初の結果は50%そこそこだったのが、次第に伸びていき、最終的に正解率98%まで上げることができました。
それでも不安は不安。
あくまでも模擬試験なので、本番ではどんな問題が出されるのかと怯えてました。
試験には受験費用がかかる!
ある程度の実力が分かると、本試験に申込みました。たしか、受験の2週間前だったかと思います(うろ覚え……)。
1万円越えの受験費用を聞いて、「絶対落ちたくない!!」と心に誓いました。
いや、無駄に出来ないじゃないですか……1万円。ここまでの頑張りが無駄になるなんて、絶対イヤだと気合い入れ直しました。
いよいよ当日。試験直前まで気が抜けなかった。
というより、抜けませんでした。
余りの不安から、スクールに相談して1時間早く模擬試験を受けさせてもらいました。
そして、覚悟を決めて本試験。
MOSの試験は50分間。
問題は7問。それぞれにタスク(問題によってタスクは4〜7)があります。
試験には「ひっかけ」がありました。模擬でそれを分析してたので、問題を読むときは十分気をつけるよう心掛けました。
5〜6分ほど残して、7問無事に完走。その後、もう一度、1問目から一周し再確認。残り10秒となったあたりで(えーい!思い残すことはねぇ!!)と試験終了ボタンを押しました。
MOS試験の結果は即判定が出ます。
「合格」の文字が見えた瞬間、誰もいない教室で思わず拳を振り上げました。
問題でどこが間違えたかは出てきませんが、スキルが棒グラフで表示され、分野毎の正解率がパーセントで出てきます。
私の得意種目はオブジェクトとグラフ作成。
苦手項目はセルやセル範囲のデータ管理。
やりこんだ甲斐があったからか、関数の成績も悪くなかった。
結果に安堵し、その翌日のランチは奮発。
目標だったMOS資格後のこれからについて。
無事合格とはいえ、関数とか完璧ではありません。
MOS試験に受かっただけで、実戦としてもまだまだ未熟。
実務としてExcelを使いこなしたいなぁ……
せっかくExcelのスキル覚えたというのに、今の会社では宝の持ち腐れ。
Excelを使う印刷関係に転職も出来なくないが、そういう会社も稀ですし。
でも、これで晴れてひとつ資格が増えました。転職への保険が出来たとちょっと安心した感じです。
でも、MacユーザーがExcelを使うとなるとまた勝手が違うから、「在宅で仕事」には環境的に不向き。まだいろいろと頭悩ませられます。
50代に突入してから「よし、Excelを習おう!」なんて思いもしなかった。時々、「むしろ車の免許が先だったろ!」と自分にツッコんでいた(残念ながら、時間が取れず断念した)。
役に立つか否かは別として、無事に合格してExcelの通学を完走できたことの方が大事であったのだと、自分では思うようにしてます。
追伸。これからMOSを受ける方へ。
普段からExcelに触っている方は、対策書籍を勉強されるだけでも《MOS合格》は大丈夫だと思いました。
ただ私みたいに、「Excel基礎の基」すら分からない方は、その道のスペシャリスト(講師やExcelにより詳しい方)を味方につけて学ばれた方がよいのではないでしょうか。
テキストにない知らない関数とか、早テクニックとか教わること出来ますし。
MOSは「ここまで私は出来ますよ」と言う明確な目安です。就職に有利になるかどうかは人事でないから分かりませんが、自分にオフィスの自信を付けたいのであれば一番の近道だと思います。
意見には個人差がありますけど(笑)。
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