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上原投手がシーズン途中で引退する意味。

読売ジャイアンツ投手、上原浩治が44歳で引退を発表した。
シーズン途中で引退を発表する選手はいるが、シーズン中にそのまま引退するケースは多くは無い。

ワールドシリーズの胴上げ投手、通算100勝、100ホールド、100セーブ達成など輝かしい実績は誰もが知る名投手であった。

若手の投げる機会を奪いたくない

今シーズンで引退は決めていたと会見で話していたが、最後までしがみつきたかった思いもあっただろう。下世話な話だが、年俸も規定では減額される事も球団側は選択出来る。(恐らく貢献度などを考慮してされないと思うし本人はそこは考えていないと思うが)とにかく会見冒頭で見せた涙が様々な葛藤と迷いを感じさせた。

しかし潔く2019年5月20日に現役引退を決めた。実に潔く、この事実が凄くカッコイイと筆者には思えた。理由は会見でも言っていたように『若手の投げる機会を奪いたくない』その言葉が本心であり言葉通りの行動に移した事。

上原投手ほどの実績がある投手が現役に拘る限り、それなりの登板機会がシーズン終了まで与えられ、その分育成選手が支配下登録に上がる機会も2軍選手が1軍に上がる機会も少なくなる。そこを最終的には自分の事よりも優先して決断に至ったのかと思う。

現在読売ジャイアンツの支配下選手は
投手32名 捕手7名 内野手15名 外野手10名の64名
育成選手が、投手12名 捕手3名 内野手4名 外野手5名の19名である。

特に育成選手である12名の投手には空いた大きな1枠を上原の思いを汲み取り支配下選手への登録を勝ち取って欲しいと思う。

上原投手、現役生活お疲れ様でした。

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