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【一戦一評】レイカーズvsペイサーズ (IST Final)【前半】


こんにちは、スワッギちゃんです💜💛


この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。


とうとうこの日がやってきました。インシーズントーナメントの決勝戦です🔥




お相手はペイサーズ。今季初対戦ですが、これまで以上にハリバートンを主体としたチーム作りが洗練されているとのこと。


強豪セルツ&バックスとの一発勝負を破ってきた相手ですので、全く侮れません。




NBA史上初の王座、しっかり掴み取れ!




◯スタメンチェック

本日のスタメンはこちら👇


レイカーズは前回と同じスタメンで、ゲイブの欠場も変わりません。




ペイサーズは新加入のブルース・ブラウンとオビ・トッピンにお馴染みの3人を交ぜたラインナップです。

Dloへの当たりは厳しそうですが、レブロンvsトッピンの対面では優位に立てるハズ。



また、昨季レイカーズ相手に逆転サヨナラブザービーターを沈めたネムハードと元スタメンPFのJ.スミスはお休みです。ちょっと安心




敵はかなり速攻を多用するチームとのことで、レイカーズと似ていますが非なる部分はスリー試投数も多いところです。


ウィングディフェンダーが豊富な今なら、スイッチやブリッツできっとコレも止められるハズ。

...とにかく頑張れ!!






◯1Q

・速攻合戦!ペイントvsスリー


さて、試合開始です。ゆっくりマッチアップを確認しようとした矢先...


は、はやすぎる😅




これがNBAでNo.1のペースを誇るオフェンスです。


良いプッシュをするハリバートンとリバウンドを諦めて潔くダッシュするシューター陣とが呼応しています。厄介ですね。




しかし、レイカーズも元々リーグトップクラスのペースで攻撃していたチームであることを忘れるなかれ。



ペイサーズはNBAで1番の攻撃力を持ちながら守備は最弱級。速攻もかなり楽々決めさせてくれました。



苦戦すると予想したDlo&ADによるPnRも現状上手く決まっています。



DloがBBのマーク上からミッドレンジをよく放ち、外れても被ファールに持ち込むなど何かしらの成果は出してくれています

これに引っかかったBBは開始早々2PFを重ねてしまい、マサリンとすぐ交代されました。


さらにターナーまでファールトラブルに持ち込めています。



彼相手にロールしたADへのパスも綺麗に決まっており、名ディフェンダーのBBとターナーの壁が案外低く感じられますね。


これぞチームスポーツであるバスケットボールの面白みと言えよう。





が、ターナーに代わってジャクソンが出てきたあたりで若干苦戦します。


ADが小さい相手にポストアップを仕掛けるようになりますが、コレをなかなか綺麗に決めさせてくれません。




...実はターナーより守備上手いんじゃない?😅





しかし、一度外れてもオフェンスリバウンドをよく奪取できたため攻撃のやり直しができました。


敵は速攻重視なだけあってリバウンドよりトランジションダッシュを意識する傾向があるように見えます。




また、これほど多くオフェンスリバウンドが取れたのも敵の小さいラインナップに比べて大きい布陣をキープしたお陰かもしれません。

1Q後半は特にプリンス, 八村, Vando, レブロンのうち3人が出場する時間に恵まれました。贅沢。





・ブリッツの弱点を悟られるな!


上々に見える試合展開ですが、敵のスリーを果敢に狙う攻撃の火力はやはり相当なモノです。


もはや「ハリバートンに球を持たせると必ず恐るべき何かが起こる」くらいの強い意識を持って守るべきですね。





...ということでブリッツを仕掛けてみると、なんと過去2試合で0回だったターンオーバーをいきなり2度も犯してしまいました



プリンスとADのダブルチームでパスを誘導する守備方針ですが、そのパス先をレブロンが2度とも読んでスティールしています


今日のレブロン、スイッチで走力のあるガードを相手にする必要があることもあり気合い入っていますね。良いことだ。




もはやブリッツが最適解のように見えますが、コレにもしっかり弱点はあります。



それは「ロールしたセンターの守備をアンダーサイズなヘルプ役に頼まざるを得なくなる」ことです。




例えば、1Q序盤ではターナーがハリバートンにピックを掛けてプリンスとADがダブルチームに向かった場面がありました。

アシスト王のハリバートンはロールしたターナーへパスを出すことくらい余裕です。それをレブロンが待ち構えましたが、シュートファール。




まだレブロンだから良かったものの、コレがDloとかだったら......😰



現状はこの弱点があまり目立っていないのですが、今後十分問題になり得る事柄だと思います。


途中出場のVandoはハリバートン相手によくチェイス出来ているので、こういった好材料も上手く利用しながら緩急をつけて守備し続ける必要がありますね。

一方、塁さんの足が全く間に合っていなかったのは残念。相性の問題と一蹴も出来ますが、コレが今後改善してくると......イイよね。





結局、1Qは34-29でレイカーズが若干上回って終了しました。


攻守に希望は見えていますが、今後敵のスリーが大ヒットし出すと嫌ですね。そうならないことを祈ります。






◯2Q

・救いなし!崩壊するペイサーズ守備


1QはDloとADの2メンゲームが攻撃の要となりましたが、2Q前半はリーブスとレブロンが暴れます。


相変わらずのハイテンポオフェンスで敵のヘルプを間に合わせていません。


試合開始前はターナーの壁を心配していましたが、ストレッチするヘイズに寄ってくれているのであんまり気になりませんね。



それにしても、ポストアップ時以外はそもそもヘルプの意識すら低いように見えます。どの選手もです。

リーブスとレブロンの2メンゲームで簡単にドライブレーンが空き、今のところイージーレイアップをかなり連発できちゃっています。


特にリーブスはこれまで以上に冴えていますが、ハイスピードな攻撃のほうが性に合っているのでしょうか?

ゆっくり組み立ててもらうよりも確実に上手く得点できています。





このような展開の結果、レイカーズのスリー試投数は極端に少なくなりました。コーナーのキックアウトスリーなんてほぼ打っていません。




対するペイサーズの攻撃では、ハリバートン休憩中につきマッコネルが代役となる形でテンポキープしています。


AD不在につき若干失点率は上がりますが、今のところ爆裂な好調は招いていません。




ただし、問題はファール量。今日のジャッジは両チームに対して非常に厳しく、クリーンに止めたように見えても笛を吹かれてしまいます。



結果、レブロンが早くも3度目のファールを吹かれてしまい、2Qのクロージングから離脱することとなりました。





・新世代!リーブスvsハリバートン


レブロン不在の時間を組み立てるのはやはりDlo&ADによるPnRです。


ただし、好調だった1Qよりは2人のショットが外れます。まあシュートなんてそんなモノです。




一方、ハリバートンが戻って以降はまたブリッツを駆使して守り続けます。

AD不在時に失点したぶん、今度はよく守れています。ダブルチームのギャップを突いたパス→ショットは何度か決められましたが、敵のスリーが思っていた以上に外れてくれています。




また、ハリバートンへのピックがターナーでないときの守備はほぼ完封状態です。


ADが外に引きずり出されないため、ゴール下の番人としてどっしり待ち構えられています。




守備形態が確固たるモノとなってきた今、攻撃でも加速したいところですが、、、


やってくれたのは風邪引きのリーブスでした。


本当にアーリーな展開のほうが強いですね。レイカーズも今後ハイテンポチームとして再起したほうが良さそうだ。




ペイサーズの守備は一貫してイマイチだったため、レイカーズの得点スピードは継続されました。よかった。




さて、後半はこのファール量が肝心。


レイカーズのフォワード陣が軒並みファールトラブルに陥っているため、クロージングの頃には小さいラインナップを強いられるかもしれません。





それでも攻守に一貫して前半同様のテンポを保てるか......必見です。






【後半】に続く





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